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長期国債、じわり増加=買い取り増で50兆円に−日銀(時事通信社)
日銀が保有する長期国債が増加し、12月に入ると2年ぶりに50兆円の大台を超えた。金融緩和の一環として市場からの買い取り額を増やしたためで、日銀が保有額の上限としている銀行券(お札)の発行残高との差は徐々に縮小。市場などにはデフレ克服に向けた追加緩和策として一層の買い取り増加に期待する声もあるが、その余地は狭まっている。
昨年以降、毎月末の銀行券残高はほぼ76兆円台で推移しており、「数年間のうちに上限に近接していく可能性が高い」(白川方明総裁)とみられる。上限に達して日銀が買い取りをやめれば、長期金利の急上昇で市場が混乱する恐れがあるが、白川総裁は「(買い取り上限)ルールを見直す考えはない」との考えを繰り返し表明している。
国債買い取りを増やせば、価格が上昇(金利は低下)して政府の資金調達が容易になる効果があるため、日銀の「次の一手」との予想が市場の一部に根強い。それでも日銀が慎重なのは、野放図に国債を買えば財政規律に対する市場の信頼が揺らぎ、かえって金利上昇を招く恐れがあるためだ。
JPモルガン証券の菅野雅明チーフエコノミストは、「政府が民需喚起につながる財政支出を行うこと」を条件に、日銀の上限ルールについて、「デフレ克服のため必要であれば、見直しの可能性はある」と指摘する。(2009/12/28-17:19)
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2009122800587