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日銀、国債現先オペを小幅増額−TB発行日に伴う資金需要に対応 12月24日
(ブルームバーグ):
午前の短期金融市場では、日本銀行が国債買い現先オペを小幅増額した。オペの開始日が国庫短期証券(TB)3カ月物の発行日に当たり、ディーラーから資金手当ての需要が高まっていたためだ。
日銀は午前9時30分、スポットネクスト物(28日−29日)の国債買い現先オペを22日より2000億円多い2兆円に増額した。最低金利は1ベーシスポイント(bp)高い0.11%、平均金利は横ばいの0.110%だった。ターム物(28日−1月6日)6000億円の最低金利は0.11%で横ばい。
オペの開始日に当たる28日は、22日に入札されたTB3カ月物77回債の発行日。同債は償還日が2010年4月7日と、3カ月物としては初めての年度末越え銘柄だが、落札利回りが前回から低下したこともあり、投資家からの需要は少なかった。
国内証券のTBディーラーは、地銀や大手銀は来年1月から3月に償還されるTBを購入しており、今回の4月償還物は取引業者の在庫が多いと指摘。国債現先オペは増額幅をもっと大きくしてほしかったという。
TBなどの資金手当てを行うレポ(現金担保付債券貸借)では、28日受け渡しの翌日物が0.11−0.115%で取引された。21日に国債が大量償還されるなか、余剰資金を足元のレポで運用している銀行も多いとみられ、金利上昇が抑制されている。
TB市場では、余資を消化する投資家の買いが残存期間の短い銘柄から入っているもようで、来年1−3月償還物は0.115−0.12%程度。在庫が少ない業者もあるようだ。4月償還物の新発3カ月物は0.125%の買い注文、0.12%の売り注文となっている。
翌日物は0.09−0.105%
午前の無担保コール翌日物は0.09−0.105%程度で取引された。高水準の当座預金や準備預金を背景に足元資金には余裕がある。もっとも、一部の金融機関への資金の偏在を指摘する声もあり、足元の調達金利の底堅さにつながっている可能性もある。
短資会社によると、翌日物は大手行や地銀、信託の調達で0.10−0.105%から取引開始。その後は0.10%での取引が続き、その後は0.09%に弱含む場面も見られる。22日の加重平均金利は0.104%だった。
当座預金が15兆円台半ば、準備預金(除くゆうちょ銀)は10兆円台後半と、日銀の潤沢な資金供給が続いている。21日に国債の大量償還日を迎え、一部の銀行は余剰資金が膨らんでいるもようだ。準備預金の積みの進ちょく率かい離幅も平均対比プラス5%と順調だ。
この日の当座預金は1000億円増の15兆7000億円程度、準備預金(除くゆうちょ銀)は2000億円増の10兆8000億円程度になる。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920018&sid=adjWhdRilimw