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ユーロ圏銀行の評価損総額予想、過去半年に増加=ECB報告
2009年 12月 19日 09:25 JST
[フランクフルト 18日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)は18日、ユーロ圏の銀行の評価損総額予想は過去6カ月に増加し、銀行システムのシステミックリスクが軽減しているにもかかわらず緩やかに増加を続けていると指摘した。
2007─10年の銀行の評価損総額は5530億ユーロ(7960億ドル)と予想。6月時点の4880億ユーロから増加した。評価損残額は1870億ユーロと、6月時点の2140億ユーロから減少した。
ECBは金融安定報告のなかで「2010年末までに予想される評価損残額の減少は小幅でしかなく、これは比較的短期間に銀行のコア利益でその影響を和らげる必要があることを意味する」と説明した。
ただ、金融システムの状況は改善したとし「金融セクターの支援プログラムやマクロ経済面での刺激策、進行中の景気回復により、ユーロ圏の金融システムの緊張は明らかに軽減している」と指摘した。
その上で、ユーロ圏の金融システムには3つの重要なリスクがあるとし、金融緊張の再発、商業用不動産市場や東欧へのエクスポージャー、金融市場回復の後退を挙げた。
しかし、株価上昇やリスクプレミアムの低下は状況の平常化を示しているとし、その最も明白な兆候は、流動性が改善し、資産価格のボラティリティ低下を促している民間資本市場に見られると付け加えた。
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http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-13026020091219