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金上昇:政府のデフォルトへの投資家の懸念に関連か−英ファゾム 12月7日
(ブルームバーグ):
ファゾム・ファイナンシャル・コンサルティング(ロンドン)のエコノミストらは、金相場が過去最高値に上昇したのは、投資家らが、インフレというより政府のデフォルト(債務不履行)に対する防御手段を求めていることに関連している可能性があるとみている。
ファゾムは7日発表したリポートで、世界経済が一般的な資産バブルを形成しているかどうかを議論するのは困難とした上で、金相場が年初来で約35%上昇したのは、金市場が「極めて小さなバブル」の渦中にある可能性を示唆していると指摘した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物相場は3日、最高値の1オンス当たり1227.50ドルに達した。
リポートは相場上昇について、インフレの兆しというより、投資家らが「さらなる金融システムショックに対するヘッジ手段を求めている」ことに関連する可能性があるとしている。政府のデフォルトもこれらの懸念の1つであり、ドバイ・ワールドの260億ドル(約2兆3000億円)に上る債務再編により懸念が強まったと指摘。来年は英国や日本が脅威にさらされ懸念が一段と高まると予想している。
ファゾムのディレクターでイングランド銀行(英中央銀行)の元エコノミスト、ダニー・ギャベー氏は「金価格の上昇は著しい。ただ、われわれはこれが、インフレが迫っている前兆というよりリスク回避を示唆しているとみている」と語った。
ファゾムは、金融市場がバブルとなりつつある明白な証拠はなく、最近の上昇は投資過熱というより過去最低水準にある金利と主要中央銀行の流動性の操作に関連している可能性が高いとの見方を示した。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920008&sid=amLTh1xDzQd0