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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091203-00000013-nnp-l40
枯れた噴水 直す金なし 福岡市内の3公園、財政難で手が回らず 公園の増設を優先
12月3日15時7分配信 西日本新聞
福岡市内にある8つの噴水公園のうち、3つの噴水が福岡沖地震(2005年3月)などで壊れたままとなっている。不況による税収減や雇用対策などで「噴水の修理費まで予算が回らない」(同市)状況という。公園に潤いが戻るのはいつの日か…。
同市公園管理課によると、市内で噴水があるのは、天神中央、水上、地行中央、須崎(いずれも中央区)▽中比恵、美野島南(同博多区)▽香椎浜中央(東区)▽百道中央(早良区)の8公園。このうち、水上、百道中央の両公園は福岡沖地震で噴水が故障。美野島南公園は06年9月に噴水池の漏水が見つかった。
噴水を修理できないのは、財政難による公園の維持管理費の削減が主な理由だ。天神中央(県担当)を除く7公園を受け持つ区役所の09年度の公園管理費は、4年前より約3億1000万円少ない約10億1300万円。一方、市民の根強い要望に応えるため、公園数を4年前より50カ所増やし09年度は1529カ所とした。増設費用は4回前後の公園の草刈りを減らすなどして捻(ねん)出(しゅつ)したという。
噴水の修理費は1カ所当たり500万−1000万円で、壊れたままの3カ所の噴水の修理費は、9つ分の公園の管理費に相当。さらに噴水は電気・水道代、保守点検代もかかるため「優先順位は低くならざるを得ない」(同課)という。
噴水が止まった水上公園で昼食をしていた大学生、浜口省吾さん(22)は「噴水が出ていないと活気がない」と寂しげ。就職活動中という男性(29)は「借金が多い福岡市の状況からすれば、当たり前」と話す。
市は「噴水は公園のシンボルでもある。遠くない時期に何とか予算を工面して修理したい」としている。
=2009/12/03付 西日本新聞夕刊=