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英首相:銀行報酬抑制を労働党政策課題の中核に−きょう議会開会 11月18日
(ブルームバーグ):
ブラウン英首相は18日の議会開会に当たり、英国のバンカーのボーナス規制を選挙年の労働党の政策課題の中核に据える考えだ。
政府が公表した議題の草案によると、英財務省の金融サービス法案はブラウン首相が今後1年に成立を目指す少なくとも10の法案とともにエリザベス女王による議会開会演説の中で提示される。
2年近くにわたって世論調査の支持率が低迷しているブラウン首相は、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)とロイズ・バンキング・グループの救済に680億ポンド(約10兆円)を投入した後、銀行への批判を強めている。同首相は過剰と見なされたボーナス契約を破棄できる権限や、貸し倒れに備えた資本の増強を銀行に求める権限を監督当局に付与する計画だ。
スウォンジー大学で政治学を教えるアラン・フィンレイソン氏は「これは大衆に訴える戦略であるとともに、野党との差別化を図る意味合いもある」とし、「この日の演説内容は、労働党が総選挙後に政権を続投できた場合にどう行動するかを表明するものだ」と指摘した。
エリザベス女王(83)はロンドン時間午前11時半(日本時間午後8時半)から上院で始まる開会式で政府閣僚らが作成した演説原稿を読む。
野党保守党はブラウン首相の提案を不十分だと指摘している。保守党のフィリップ・ハモンド下院議員は、「政府がニュースの見出しを追いかけているように見える」と述べ、「国民は今回の発表で今年のクリスマスに支給されるボーナスにどういう意味をもたらすのか問いただすだろう。全く答えになっていない」と批判した。
ブラウン首相は来年6月までに総選挙を実施するとみられるが、ICMリサーチの11月15日終了の調査によると、支持率は保守党を13ポイント下回っている。労働党が支持率で保守党をリードしたのは2008年1月が最後で、以後は銀行支援コストの膨張や景気悪化で支持率が低迷している。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=aHjqKn5IbNNs