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(回答先: 高橋洋一の民主党ウォッチ/民主党は財務省に完全屈服した 投稿者 gikou89 日時 2009 年 11 月 13 日 00:44:45)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091112-00000083-scn-bus_all
ジム・ロジャーズ氏は、11月6日東京厚生年金会館で開催された講演会「ウェルス・マネジメント・フォーラム2009」(主催=セミナーズ、協賛=123株式マネースクール)にて、世界中を冒険した体験から築き上げた独自の経済分析を披露した。講演要旨は以下の通り。
日本の子育て支援策に注目
私は円と日本株に投資しています。日本のポジションは、アメリカのポジションより大きくなりました。持っているのはサンリオ <8136> とタカラトミー <7867> です。
日本の出生率は減少しており、日本経済に悪影響をもたらすと考えています。日本がこの先、経済を成長させたければ、出生率を上げるか移民を受け入れるかしかありません。そうでなければ生活レベルを落とすほかないでしょう。日本経済を成長させるために日本は出生率を引き上げる方向に舵をとり、それが成功するならば、子供関連の銘柄は値上がりすると思い、私は投資しました。
日本では、新しい政権が発足し、子育て支援策を発表しました。子育て支援策を打ち出し、実際出生率が上がったケースは過去にはありますが、政府主導の政策は必ずしも成功するとは限りません。なぜなら、政府の言うこととやることは違うことが多いからです。もし、実質的な変化がなければ私は日本でのポジションを変更するかもしれません。
“資本主義国”である中国の重要性は高まる
中国は社会主義国として知られていますが、私から言わせると中国は資本主義国です。中国経済は300年あまり停滞した後、1978年から資本主義へ方向転換しました。中国人は勤勉で、浪費癖もなく貯蓄率は35%に達しています。一方、アメリカ人の貯蓄率はたった2%です。今までにイギリス、アメリカが繁栄しましたが、次は中国の番となるでしょう。
私は2人の子供がいますが、子供のために中国人家政婦を雇っています。家政婦には子供に話をする時、中国語を使うようお願いしています。私の子供は中国語を話せます。今後世界の中心はアジアになるでしょう。歴史を振り返ると、人々は「債務国よりも債権国へ向かう傾向」があります。今は、アメリカやイギリスの名門校に留学を希望する若者が多いですが、私から言わせれば債務国へ学びに行くなんて驚くべきことです。今後、中国語の重要性はますます高まるでしょう。どうぞ、お子さんに中国語を学ばせてください。
通貨危機の際にもっとも安心できるのは商品
私は今後1―2年で通貨危機が起こると思っています。通貨危機が起こった場合、株価は下落するでしょう。では、ファンダメンタルズがしっかりしたものは何なのでしょうか。それは商品と考えます。25年間新たな鉛の大型鉱床は発見されていませんし、過去40年間新たな大きな油田も発見されていません。一方で、アジアの人口は30億人で、彼らの需要は日々拡大しています。アメリカ人は1日当たり平均で0.677バレルの石油を消費します。日本人は0.438バレルです。
一方で中国人やインド人の石油消費量はそれぞれ0.049バレル、0.021バレルにすぎません。中国とインドの人口は合計で23億人です。彼らが石油需要を拡大すれば、原油価格は上昇するでしょう。先ほど私の娘は口座を持っていると言いましたが、娘は商品にしか投資をしていません。(編集担当:横山和久