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(回答先: 支援終了・円高…企業は慎重 投稿者 gikou89 日時 2009 年 11 月 09 日 10:07:55)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=1106&f=business_1106_131.shtml
米国市場が安くなるときは日本市場も敏感な反応となり大きな下落となることが多いのですが、高いときには動きが鈍いようです。米国株高の割りに何とも買い気に乏しい展開が続いています。「景気回復」ということでも景気回復の度合いでもそれほど変わりがないような気もするのですが、投資に対する見方が大きく違うということなのでしょう。相変わらず目先の需給に振らされているということでしょう。
米国市場に反応し切れない要因とすればやはり、投資スタンスが業績面や今後の大きな流れを見極めて投資をする人が少ないということでしょう。持高調整の売りが出ている銘柄は安く、買戻しが入っているものが高いということで、あくまでも目先の、個別の需給に振り回されて、相場全体としての流れがないような気がします。「業績が芳しくないが、先行きの改善が期待出来る」とか業績面から買えないのですが、相場の流れから見ると割安感が強い、というような投資、投機はほとんどないものと思います。
先行きを見極めるにも、「外国人が売っているからもっと下がる」とか、そうした見方しかしない向きが多いのではないかと思います。政策の先行きが見通せないけれども、政策に関係なく新興国の経済が拡大しているうちは収益が伸びていくと考えられるような銘柄は押し目買いということで対処すれば、少なくとも新興国のGDP(国内総生産)の伸びくらいは収益も上昇するかもしれません。
目先の株価に右往左往、一喜一憂するのではなく、「今日は安いが・・・」とか「今週はもみ合いとなりそうなので、大きく下がったら買おう」などと「戦略を立てる」ことが出来るのではないかと思います。そうした「戦略」を立てて、そして個別に何処で、どのような買い方をすればいいのか、どういう状況になったら売ればいいのか、買えばいいのかなどを考えていけばいいのではないかと思います。(執筆者:清水洋介 リテラ・クレア証券・情報部長 編集担当:サーチナ・メディア事業部)