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景気は二番底つける可能性は小さい=山口日銀副総裁(ロイター)
2009年 11月 6日 18:16 JST
[東京 6日 ロイター] 日銀の山口広秀副総裁は6日、参院予算委員会で、日本の景気は二番底をつける可能性は小さい、との見方を示した。平野達男委員(民主)の質問に答えた。
山口副総裁は、日本経済について「緩やかであるとは言っても、持ち直しを続けていくと予想している。したがって、景気は二番底をつける可能性は小さいと思っている」と述べた。先行きについては「来年度の半ば頃まで回復ペースが緩やかになる可能性が高い」と指摘。その理由として、1)世界経済の持ち直しのペースが緩やかなものにとどまる、2)雇用・賃金面での調整圧力が続く──ことを挙げた。
ただ、米欧当局が景気回復について本腰を入れていることに加え、新興国の内需が強いことから、「世界経済の回復基調については、途切れることはたぶんないだろう」とも付け加えた。
こうした情勢を背景に、輸出・生産については「勢いは鈍るかもしれないが、増加基調を続けるだろう」としたほか、設備投資についても「生産の増加や企業収益の増加を背景として、徐々に回復していく」との見方を繰り返した。
見通しをめぐっては、一部の議員から楽観的過ぎるのではないかとの批判も出ているが、山口副総裁は「やや楽観的という感じが若干あるが、こうした見通しをめぐる不確実性はかなり高いと思っている」と述べ、理解を求めた。
一方、日銀が10月30日に公表した「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)では、消費者物価指数(除く生鮮食品)予測が2011年度まで3年連続でマイナス見通しとなったが、山口副総裁は、日本の金融システムと家計・企業のインフレ予想が安定していることから「物価下落が起点となって、景気を下押しする可能性は小さい」とあらためて強調した。
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-12335220091106