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(回答先: レクサス「欠陥なし」は不正確、米当局が声明 投稿者 gikou89 日時 2009 年 11 月 05 日 12:35:51)
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000460911050001
鳩山政権が誕生して間もなく2カ月。さっそく今年度の補正予算の見直しで約3兆円の事業を停止するなど、政治主導、国民主導を旗印に動き出した。だが「100年に一度」といわれる経済不況は続く。落ち込みの激しい自動車産業にかかわってきた3人の暮らしは、政権交代で良くなるのだろうか。(過去の記事は、アサヒ・コムでご覧いただけます)
■返済猶予認められ実感 40代の零細企業経営者
「民主党は大企業に弱腰。下請けの零細企業を救ってはくれないだろう」
北勢地方でトヨタ車などの配線ケーブルをつくる町工場の40代男性社長は、衆院選のマニフェストを読み、投票に臨んだ。自民政権からの変化を願い、比例区は共産党に、小選挙区は民主党候補に。ただ、民主党の経済政策に期待は薄かった。
しかし、政権交代を実感する場面はすぐに訪れた。
地方銀行からの借り入れが5千万円以上にふくらみ、月2回、融資担当行員に「返済の猶予を」と頼んできた。行員の態度が新政権発足後、変わった。亀井静香金融相の「モラトリアム」発言が駆け巡っていた。行員は言った。「中小企業の要望を断りにくい風潮になっているんです」
10月中旬、元本返済の半年間の猶予が認められた。同30日、借金返済猶予を金融機関に促す「中小企業金融円滑化法案」が閣議決定。「施策を打ち出し、社会が敏感に反応した。これが政権交代か」
■脱・製造業派遣に不安 日系ブラジル人35歳
日系ブラジル人2世の男性(35)は、04年10月に来日してから初めて投じる一票を、小選挙区、比例区とも自民党に入れた。「負けたけど、思いはぶつけられた」。大胆な変革より、現状の政策をベースに見直しが加わることを期待した一票だった。
今年1月、車の部品製造工場を派遣切りされた後、来年3月まで小学校の非常勤職員としてブラジル人児童の指導にあたる。民主党に入れなかったのは、同党の掲げる「変化」の先が見えなかったから。仲間内では製造業派遣の原則禁止を打ち出したのは「外国人排除の発想からだ」といううわさも流れていた。
毎週通う日本語教室では、こうした不安を聞き、9月下旬に十数人の受講生に同党のマニフェストを説明した。「製造業派遣中止はすべての労働環境を良くするため」という説明だったが、「海外移転など企業がどう反応するかわからない」と不安は消えていない。
■派遣切りの追求もっと ホンダの元期間工40歳
「(ホンダが)短期雇用を長期間繰り返して突然雇い止めをしたことは、労働契約法の趣旨に違反している」
3月、参院の委員会で共産党の委員が舛添厚労相(当時)にただしたのを、同じ境遇にあるホンダ鈴鹿製作所の元期間工北川剛さん(40)は期待を抱いて聞いた。衆院選は初めて、比例区で共産党に投じた。
今も保守志向が強く、自民党系県議の事務所を手伝ったこともあるだけに、小選挙区は自民党候補に入れ、後援会に入会した。「自民党も国会で追及してほしいですね」
解雇後、三重一般労働組合(ユニオンみえ)で、派遣切りなどにあった仲間と共に相談活動をする。過酷な労働実態を労働基準監督署に申告する毎日だが、生活保護の受給申請を手伝った男性には、労基署の指導でサービス残業の割増賃金が戻った。
「それは問題発覚から時間がたったから。政権交代で変わったなんて実感はありませんよ」