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(回答先: ソロス氏:ウォール街の利益は政府からの「密かな贈り物」−FT紙 投稿者 gikou89 日時 2009 年 10 月 26 日 23:41:36)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091026/plc0910261945016-n1.htm
予算の無駄を削る政府の行政刷新会議の「事業仕分け」ワーキンググループ(WG)の作業が中止に追い込まれ、担当の仙谷由人行政刷新担当相が窮地に陥っている。仙谷氏は「事業仕分け」を通じ、平成22年度予算の概算要求を総額で3兆円削減する構えだが、政府、党、官僚、労組のはざまで身動きが取れず、四面(しめん)楚歌(そか)の状態になりつつある。
平野博文官房長官は26日の記者会見で、仙谷氏が決めた衆院1回生が中心のWGの人選について「2回生以上が入るのが望ましい」と述べ、やんわりとだが批判した。
仙谷氏の肝いりで発足したばかりのWGは23日、財務省から平成22年度予算について説明を受けた。国会対策委員会の新人研修計画を無視してWGに1回生を起用された格好となったことから、小沢一郎幹事長が不快感を表明。平野氏が小沢氏に歩調を合わせる形で人事が白紙に戻った。
平野氏は26日の会見後に国会内で小沢氏と会談し、仙谷氏に代わって謝罪。「仙谷氏のメンツは丸つぶれ」(党中堅)になった。
政府・民主党内で孤立化を深める仙谷氏は、官僚と労組という新たな壁にも直面している。
WGで予算説明を行った財務官僚は「予算編成の流れを説明したが、質問もほとんど出ない」と拍子抜けした。このため財務省では「結局、刷新会議の側からわれわれにすり寄るのではないか」(幹部)と、財務主導の予算作りを期待する声が出始めている。WG人事でつまずいた仙谷氏の指導力が低下すれば、「政治主導による無駄の排除」に黄信号が点滅する。
さらに、行政刷新会議事務局の官僚のやる気にも疑問符がつき始めた。仙谷氏が公言した官僚の公募はいまだに実施されず、事務局の官僚が省益を代弁する可能性も捨て切れない。
刷新会議は初会合で「効率化を図る事業」として公務員の人件費も挙げたため官公労に反発も広がる。仙谷氏は衆院選マニフェスト(政権公約)の国家公務員人件費2割削減の具体化に乗り出す構えで、「これからは警戒モードに入らざるを得ない」(自治労関係者)との意見も浮上。官公労も仙谷氏にとって“障害”になりかねない