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昨日、「気違いたちの宴」の中で紹介した「アメリカ経済ニュース」のグラフと表は実際よくできていると思う。これを見ると、米国が現在に至るまでが手に取るように分かる。表の中の「金融規制緩和」の欄にある見出しを日本語にしてみよう。
金融規制緩和
1980〜1984年 − 利息制限撤廃(グラス・スティーガル法の一部修正)
1994年 − リーグル・ニール州際銀行支店設置効率法(銀行持ち株会社法の州際営業規制を撤廃)
1996年 − 投資顧問業法修正
1996年 −グラハム・リーチ・プリレイ法(グラス・スティーガル法規制の撤廃と銀行持ち株会社法の一部規制撤廃)
もちろん、金融自由化、金融立国に向けた動きは米国の動きはこれだけではない。他にもいろいろあるだろう。この記事によると、サブプライム問題のとき、問題証券をトリプルAだとか格付けしていたムーディーズなどの規制も緩和されていたようだ。
Mcclatchy − ムーディーズはいかにして格付けをカネに変え、投資家を裏切ったのか(How Moody's sold its ratings -- and sold out investors)
「競争を促進するため、1970年代、格付け会社は格付け料金の支払を求める先を投資家から債券発行者に切り替えることが許された。この結果、格付け会社は、投資銀行が望む格付けに気前よくカネを出す投資銀行に取り入ることで仕事を奪い合うようになった。」(To promote competition, in the 1970s ratings agencies were allowed to switch from having investors pay for ratings to having the issuers of debt pay for them. That led the ratings agencies to compete for business by currying favor with investment banks that would pay handsomely for the ratings they wanted.)
しかしまあ、こういうのを見てきて、今回の金融バブル崩壊を見ると、もう米国がやることってミエミエのような気がするのですが。何でもいいから自分たちのところにカネを集めろ〜〜〜!何でもやれえ〜〜〜!.....
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