★阿修羅♪ > 国家破産65 > 652.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
郵政見直しへ小沢人脈活用=斎藤氏への「負い目」に着目?−亀井氏【時事ドットコム】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2009102100916
日本郵政社長に斎藤次郎元大蔵事務次官を充てる人事は、亀井静香郵政改革相(国民新党代表)が主導した。
民主党の小沢一郎幹事長と親しい斎藤氏の起用の背景には、国民新党が最も重視する郵政民営化見直しの推進に向けて、小沢氏の影響力を生かす思惑がありそうだ。
「10年に1度の次官と言われた。
統率力、実行力がある。豪胆だし見識がある」。
亀井氏は21日午後の記者会見で、斎藤氏を高く評価。
基本政策閣僚委員会では「いい人事だろ。驚いただろ」と胸を張った。
辞任表明した西川善文社長の後任は民間出身者との見方が大方だったからだ。
会見に先立ち、亀井氏は小沢氏にも電話で報告。
小沢氏は「ほほう」と満足げだったという。
斎藤氏は「大物次官」と言われながら、大蔵省退官後しばらく、小沢氏との関係が自民党から警戒され、天下り人事で不遇をかこった。
それでも斎藤氏と小沢氏は良好な関係を保っていたが、「小沢氏は、自分のせいで斎藤氏が表舞台から遠ざけられてきたとの負い目を感じていた」(関係者)との見方もある。
そこに亀井氏が目を付けたとみられる。
「小沢人脈を活用することで、民営化見直しをうまく軌道に乗せられる」。
斎藤氏起用の狙いを亀井氏周辺はこう解説した。
連立を組んでいるとはいえ、国民新党の勢力は衆参合わせてもわずか8議席にすぎない。
与党内での存在感を増すために小沢氏に貸しをつくった−。
こんな見方もささやかれている。
ただ、脱官僚を掲げながら、官僚OBである斎藤氏を起用するのは「もろ刃の剣」でもある。
民営化見直しの詳細設計もこれからで、民主党内からは「見直し内容次第では有権者に改革逆行と映りかねない」との懸念も漏れる。
(2009/10/21-20:59)