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デリバティブ取引所運営の米CME:金を取引の担保として採用 10月19日
(ブルームバーグ):
世界最大のデリバティブ(金融派生商品)取引所運営会社、米CMEグループは、同社のすべての取引所で金を債券あるいは株式の代替として取引の担保とすることを認めた。
CMEの広報担当者、ジェレミー・ヒューズ氏(ロンドン在勤)は19日、CMEでの原油や金、銅、株式指数、米国債などの取引の担保となる証拠金として商品が利用できるようになったのは金が初めてであることを明らかにした。この規定は即時発効する。CMEの16日の通知によると、金はJPモルガン・チェース銀行(ロンドン)に預け入れる必要があり、預け入れ先として他の金融機関も追加される可能性がある。
バークレイズ・キャピタル(ロンドン)の金属販売担当責任者、マーティン・ホワイトヘッド氏は「これは積極的な措置だ。ドルより金を利用する方がずっと割安だ」との見方を示した。
CMEは、担保としての金の利用を2億ドル(約180億円)に制限しており、保管料は担保価値の5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と推計される。
産金会社が出資する業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)によると、投資家は昨年、取引所で取引される金融商品を通じて320.9トン(約89億ドル相当)の金を購入した。
ドイツ銀行(ロンドン)の金属取引担当の世界責任者、レイモンド・キー氏は「担保に関しては、主流となる金融商品が20−30年間にわたって利用されるが、今まさに新しい資産が利用されようとしている」と指摘した。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=aBjnfkXz3aBI