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http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-12015520091019
[サンタバーバラ(米カリフォルニア州) 19日 ロイター]米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は19日、ドルや国内経済の動向は政府が財政赤字を制御できるかにかかってくるとの見方を示した。
議長はサンフランシスコ地区連銀主催の会議で講演した後、質疑応答で「持続可能性への道筋を伴う財政面での出口戦略を策定する必要があることを当局者は認識している」と述べた。
「われわれの経済や通貨への信認を維持する上でこれは極めて重要だ。ワシントンでも非常によく理解されている」と付け加えた。
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http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-12020020091019?sp=true
[サンタバーバラ(米カリフォルニア州) 19日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は19日、輸出を促進するアジアの政策と米国の巨額の財政赤字が抑制されなければ、世界経済の不均衡が再び拡大し、より耐久力のある成長実現への努力が妨げられる可能性があると警告した。
中国など貿易収支が大幅な黒字となっているアジア諸国は過剰な貯蓄を抑制し、消費を促進するべきと指摘。同時に、米国は貯蓄を増やし、「時間とともに財政赤字を大幅に削減していく」必要があるとの認識を示した。
議長はアジアに関するサンフランシスコ地区連銀主催の会議で、国内の貯蓄率を高め、輸入業界を支援する政策により達成された貿易黒字は、資源配分をゆがめると指摘。
「一段とバランスが取れた、耐久力のある経済成長を実現し、金融不安定化のリスクを軽減するためには、資本の流れや貿易が拡大の一途をたどり、持続不可能となることを回避する必要がある」と述べた。
貿易不均衡は、深刻なリセッション(景気後退)を受けて米貯蓄率が上昇したことから縮小し始めたものの、世界的な景気回復と貿易量の回復を背景に再び拡大し始める可能性があると指摘。消費よりも輸出と貯蓄を促進するアジア諸国の政策にあらためて懸念を示した。
バーナンキ議長はまた、アジアで発生する可能性のある資産価格バブルについて懸念を表明。こうしたリスクは為替政策の柔軟化を通じて対応できるとの見解を示した。
「それに取り組む1つの方法は、為替相場の柔軟性を拡大することだろう」と述べた。
一方で、世界不均衡の是正に向け、米国は貯蓄を増やし、より持続可能な財政の道を歩み始めなければならないとの認識を示した。
ドルや国内経済の動向は政府が財政赤字を制御できるかどうかにかかってくると指摘。
講演後の質疑応答で「持続可能性への道筋を伴う財政面での出口戦略を策定する必要があることを当局者は認識している」と述べた。
「われわれの経済や通貨への信認を維持する上でこれは極めて重要だ。ワシントンでも非常によく理解されている」と付け加えた。
議長はまた、アジア地域の経済は危機から力強く回復したとし、中国や香港、韓国、マレーシア、シンガポール、台湾は、軒並み2ケタの年率成長が見込めると指摘。「経済見通しへのリスクは確かに残っているものの、現時点でアジアは世界経済をけん引しているとみられる」と述べた。
シンガポールや香港、台湾のような最も開かれた経済地域では、混乱による影響が最も大きく、中国やインド、インドネシアなど金融の開放が最も遅れている地域は、危機の間も成長を維持したと語った。
グローバルな統合が進めば、世界的な経済ショックに対するぜい弱性も増す一方で、自由化を一段と進めることで、長期的な成長拡大は促進されると指摘。「従って、保護主義および資本流入への障壁設立は強く阻止すべきだ」と述べた。