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(回答先: 財務相、「このままではまずい」=概算要求結果を首相に報告 投稿者 gikou89 日時 2009 年 10 月 17 日 01:27:12)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091016-00000623-san-pol
平成22年度予算の概算要求は過去最大の95兆円台に上り、21年度補正予算削減も思うように進まず−。脱官僚依存と政治主導を掲げて国民の高い支持を受ける鳩山政権だが、成果は思うように出ていない。鳩山由紀夫首相は16日も「まだ戦いは続く」と意気軒高だが、2つの予算の扱いで、政治主導体制に早くも疑問符がつく結果となった。
「改革路線と無駄の削減という民主党の大きな方向性が分からなくなってきた。(このままだと)自民党の政権末期にも似たような状況になりかねない」
大阪府の橋下徹知事は16日、鳩山政権の現状にこんな懸念を示した。
政府は9月29日、子ども手当などに必要な7兆1千億円分の財源確保を最優先とする予算編成方針を決定。「できる限り要求段階から積極的な減額を行う」ことも確認した。閣僚、副大臣ら政務3役会議を政治主導の象徴とし、副大臣らが連日奔走した。
だが、その間、菅直人副総理・国家戦略担当相は概算要求とは直接関係ない予算編成の仕組み作りに集中し、仙谷由人行政刷新担当相は21年度補正予算の削減にかかりっきり。鳩山首相は閣僚に「査定大臣になって」と号令したが、現場に目が行き届かず、過去最大規模の概算要求になった。
首相は16日、「本当に必要なものばかりなのか、各閣僚は切り込んでほしい」と述べたが、年内編成を掲げている鳩山内閣に残された時間はわずか2カ月だ。しかも、各省は予算復活への期待を込めて「事項要求」を列挙し、すでに官僚ペースの兆候も…。概算要求段階で、きちんと政治主導を発揮しなかったために、残ったツケを今後2カ月で解消できるか疑問で、混乱が続けば、年内の予算編成は困難になる。
補正予算の見直しも順調ではなかった。平野博文官房長官は同日の会見で、補正予算の執行停止分を22年度予算に計上する可能性を否定した。ところが直後の記者会見で菅氏は自らが所管する先端研究助成基金の縮減について、「首相は『来年度予算を含め、必ず縮減したものに見合った対応をする』と話していた」と話した。また、鳩山首相が赤字国債発行を避けるためにマニフェスト実現先送りを示唆する半面、平野氏は実現への決意を表明。鳩山内閣の予算編成に向かう方針や閣僚発言には統一性がみられない