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http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=aCnM3HOnNHT8
【中国9月の新規融資:5167億元に増加、予想以上−M2過去最大の伸び】
10月14日(ブルームバーグ):中国人民銀行(中央銀行)の14日の発表によると、同国の9月の新規融資は前月比で増加した。国内の景気回復を後押ししたとみられる。
人民銀のウェブサイトによれば、人民元建て新規融資は5167億元と、8月の4104億元から増えた。同時に発表された9月のM2(広義の通貨供給量)は前年同月比29.3%増と、過去最大の伸びを記録した。
過去に例のない大規模な融資が中国経済の回復の原動力となる一方で、資産バブルや不良債権、インフレ加速の懸念も呼んでいる。アクション・エコノミクスのエコノミスト、デービッド・コーエン氏は「政府はまだ、成長持続を政策の焦点としている」として、「当局者は資産バブルへの警戒を怠らないだろうが、これは差し迫ったリスクではない」と話した。
ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト17人の予想では9月の新規融資は4400億元と見込まれていた。M2の予想は28.5%増だった。
更新日時: 2009/10/14 18:12 JST
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(コメント)
中国の新規融資の増加はすごい。間違いなく来年も高度成長だ。
マネーサプライは銀行の融資による信用創造で増加する。M2の増加は積極的に銀行が貸出しを行っている事を示している。
信用創造により作り出された資金が企業や個人に周り、消費の原動力となっている事が予想される。
当然、過剰な資金は資産価格の上昇要因となる可能性もあるが、
これで株価が上がらない訳がない。
中国の株式市場はドル暴落等のアクシデントがなければ、来年も上がることだろう。
それに比べて日本経済はどうなのか、景気が良くならない、株価が上がらないのは、その多く(いや、ほとんどが)が日銀と過去の政策のミスにある。小泉時代に株価が下がり景気が悪くなるような手段・政策をこれでもかと言う程やった。
「株式持合いの解消」や「時価会計の適用」や連結基準の適用など、それは書き出せばきりがない。
インチキな外資系はその間SIVなどを使って飛ばしをやり簿外で稼ぎ続けていたが・・・・
日本のマネーサプライの伸びはわずか3%台。このの水準では、何をやっても効果は薄れてしまう。この不景気では最低でも5%以上の伸びでなくては・・・・できれば7%位の大胆な伸びが欲しい。
もっともマネーサプライが伸びないのは、銀行が貸せない。貸さない状況にあり、その本源的な要因はバーゼルU規制にあるのだが・・・・。
(オマケ)
株価の説明の付かない上昇を見てバブルだとか、下がるとバブル破裂とか言うが、いい加減にそう言う見方は止めて欲しい。
株価は第一義的には余剰資金の量で決まる。もっと分かりやすく言えば需給関係だ。
需給関係は発行済株式量と余剰資金量で決まる。
個別企業の業績とか、景気の先行きとかもあるが、それは2番目以下の要因だ。
いくら景気が悪くても、カネが余って入れは上がるし、カネが回らなければ株価は下がる。
こんな当たり前の事を誰も言わないし、書かないニポンのマスコミや経済界は腑抜けの集団だ・・・・