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http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-11876020091009
【次にバブルが崩壊するのは米国債市場=ジム・ロジャーズ氏】---(ロイター)
2009年 10月 9日 11:36 JST
[ニューヨーク 8日 ロイター] 米著名投資家のジム・ロジャーズ氏は8日、借り入れ規模が持続不可能な水準に及んでいるとして、次にバブルが崩壊するのは米国債市場との見方を示すとともに、農作物、貴金属に投資妙味があると指摘した。
また株式市場に関しては、最近の大幅上昇を受けて調整局面を迎えるとの見方を示した。
同氏はロイター・テレビジョンとのインタビューで「調整への機は十分熟している。6カ月間に及ぶほぼ一本調子の上昇局面の後、値固めがあっても驚きではない」と指摘。株式市場は今後、長期にわたって上昇する可能性があるとの見方を示した。
同氏はまた、ロイターとのインタビューの後開催されたETFセキュリティーズ主催のセミナーで「次にバブルが形成されているのは、米国債市場だ。金利3─6%で米政府に30年間もお金を貸す人がいるなんて理解できない」と指摘。「いずれバブルははじける。米国債を保有している人がいたらひどく心配する。私なら手放すことを検討する」と述べた。
商品(コモディティ)への強気な投資で知られる同氏だが、コモディティに関しては、農作物・貴金属・原油が依然として同氏の好む投資対象だと明言。「農作物の在庫水準は過去数十年間で最も低い水準にある」として、特に最近28年半ぶりの高値を付けた砂糖は、向こう10年間で一段の上昇余地があるとの見方を示した。
貴金属については、割安感からパラジウムと銀が魅力的と指摘。ただ、長期では歴史的にも実物資産とされる金を投資対象に挙げた。
また原油相場に関しては、枯渇懸念から強気相場の流れで、バレル当たり最大200ドルまで上昇する可能性があるとの見方を示した。
© Thomson Reuters 2009 All rights reserved.
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(コメント)
著名投資家の発言は「はなし半分」で受け止めた方が良い。仕込を終わった後に自分が有利になるように発言する事がほとんどだ。
ジム・ロジャーズ自身は人民元などのアジア通貨に投資していることが知られており、米ドルの価値下落で相当な利益を得る立場の人間だ。
発言は「煽り」と受け止めた方が良い。
>>バブルが形成されているのは、米国債市場だ。金利3─6%で
>>米政府に30年間もお金を貸す人がいるなんて理解できない
米国債を買わないとすると、その資金はどこに向かうのか・・・
ドルの崩壊があるとしたら、商品、貴金属もその価値を維持できるかどうか、怪しい。
金を一番に推奨せずに銀とパラジウムを推奨している事もおかしい。
これらを要約して言えば、ジム・ロジャーズは株式市場への資金移動ではなく、インフレシナリオだと言う事だ。
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