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http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-11868720091008
[シカゴ 8日 ロイター]9月の米小売各社の既存店売上高は、2008年8月以来初めて増加に転じ、年末商戦への期待が高まった。
新学期向け商品に客足が向かう中、デパートのメーシーズ(M.N: 株価, 企業情報, レポート)やコールズ(KSS.N: 株価, 企業情報, レポート)、ティーンアパレルのアバクロンビー&フィッチ(ANF.N: 株価, 企業情報, レポート)などの売上高が市場予想を上回った。
ワートン・スクールのスティーブン・ホッチ教授(マーケティング)は「底を打ったことを示すシグナル」と指摘する。
一方、9月の小売売上高の内容は、消費主導の米景気回復の兆候を示していないとの見方もある。
ブーズのシニアアソシエート、マルチェロ・タオ氏は「消費者が支出を拡大していると言うには時期尚早の可能性がある」と述べた。
ショッピングセンター国際評議会(ICSC)は、10月の既存店売上高が前年比でほぼ変わらずになると予想している。
トムソン・ロイターのデータによると、小売30社の業績に基づく9月既存店売上高は0.6%増加した。増加は08年8月(0.2%増)以来で、伸び率は08年7月以来の大きさ。市場予想は1.1%減だった。企業の約80%が予想を上回った。
これを受け、S&P小売株指数は2%上昇。アメリカン・イーグル・アウトフィッターズ(AEO.N: 株価, 企業情報, レポート)やアバクロンビーなどの株価も値上がりした。
レイバーデーの祝日が例年より遅かったことが、9月の売上高押し上げに寄与した。また、前年9月の既存店売上高が0.9%減とさえない内容だったこともプラスに寄与した。
ナショナル・リテール・フェデレーション(NRF)の調査によると、09年の年末商戦期の売上高は1%減となる見通し。前年は3.4%減だった。
失業率上昇に加え、消費者が債務を圧縮しようとしていることも、年末に向けた消費を圧迫する可能性があるとみられる。米連邦準備理事会(FRB)が7日発表した8月の消費者信用残高は減少幅が予想を上回り、消費者が支出よりも債務を削減する傾向にあることを示唆した。
メーシーズの9月既存店売上高は2.3%減となったものの、減少幅はアナリスト予想の約半分にとどまった。
高級百貨店ノードストローム(JWN.N: 株価, 企業情報, レポート)は2.4%減。アナリスト予想の6%減ほど落ち込まなかった。
アバクロンビーは18%減。アナリスト予想は21%減だった。
一方、TJX(TJX.N: 株価, 企業情報, レポート)、コールズ、リミティッド・ブランズ(LTD.N: 株価, 企業情報, レポート)、チルドレンズ・プレイス(PLCE.O: 株価, 企業情報, レポート)は売上高が増加した。
新学期向けの衣料品売り上げが全般的に好調で、ディラーズ(DDS.N: 株価, 企業情報, レポート)、コールズ、ノードストローム、ターゲット(TGT.N: 株価, 企業情報, レポート)はとりわけ靴の需要がおう盛だったことを指摘した。
ギャップ(GPS.N: 株価, 企業情報, レポート)の売上高は予想以上の落ち込みとなったものの、利益率が前年の水準を大幅に上回った。また「オールド・ネービー」ブランドの既存店売上高は5年半超ぶりの好成績となった。
高級百貨店サックス(SKS.N: 株価, 企業情報, レポート)は11.6%減と予想を下回った。
エアロポステール(ARO.N: 株価, 企業情報, レポート)やアメリカン・イーグル、ジャンボリー(GYMB.O: 株価, 企業情報, レポート)など、複数のアパレル・チェーンが今四半期の利益見通しを引き上げた。
ターゲットも見通しを引き上げたが、慎重な見方を示した。
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