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http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-11812220091006
[シドニー 6日 ロイター]オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は6日、政策金利のオフィシャル・キャッシュ・レートを25ベーシスポイント(bp)引き上げ、3.25%とした。予想以上に堅調な経済を背景に、中銀は例外的な刺激策をある程度解除することを決定した。
利上げは2008年3月以降初めて。経済危機の間、RBAは合計425bpの利下げを実施した。
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http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-11814020091006
RBAの利上げに関する識者の見方は以下の通り。
●利上げは時期尚早、理解しがたい
<IGマーケッツのリサーチアナリスト、ベン・ポッター氏>
オーストラリア準備銀(RBA)による25ベーシスポイント(bp)利上げは異例かつ不必要だ。クリスマス後まで利上げを先送りする十分な猶予が明らかにあったことを考慮すればなおさらだ。
政府の景気刺激策は明らかにピークを過ぎており、RBAも現時点で経済に不均衡は見られないとしていたことから、利上げ決定は理解できない。先日の20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)で各国が、刺激策の解除や金利の正常化を始めるのは時期尚早との立場を表明したことを踏まえるとなおさらだ。
●早期利上げは賢明
<JPモルガンのチーフエコノミスト、スティーブン・ウォルターズ氏>
様子をみた後で大幅に引き締めるリスクに直面するよりは、早期に利上げに踏み切ったのは賢明だ。
今回の利上げは今後の引き締め政策の第一歩なるが、中銀は緩やかに実施すると思う。
中銀は2カ月程度ごとに0.25%ポイントの利上げを実施すると思う。それでもまだ非常に緩和的だ。中銀は恐らく、消費者がどの程度今回の利上げに対処するか見極めるために12月まで待つだろう。今は急いではいない。
●今後は景気動向見ながら小刻みに利上げ
<マッコーリーの金利ストラテジスト、ローリー・ロバートソン氏>
オーストラリア準備銀行(RBA)は、金利を異例な低水準から引き上げる方向に近づいていることを広く喧伝していた。その通りのことを実施したということだ。金利は緊急避難的水準である3.0%から、なお緩和的な4%まで徐々に引き上げられていくだろう。
すべてが順調に進めば、今後1─2年で、より通常の水準である5%に戻れる可能性がある。
RBAは失業がピークに達する前、正規雇用が落ち込んでいるときに動いたため、今後は慎重になり、(引き上げは)景気の動向によって小刻みなステップで行われると思う。
●サプライズ、住宅価格の上昇などが要因か
<TDセキュリティーズ(シンガポール)の上級ストラテジスト、アネット・ビーチャー氏>
利上げはもう少し後になると予想していたため、サプライズだった。声明を見ると、住宅価格の上昇と住宅融資の拡大が、早期利上げの要因になったようだ。
●4%付近まで段階的な利上げ続く見通し
<オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)の豪経済担当責任者、ウォレン・ホーガン氏>
利上げの理由は、豪中銀が来年の豪経済は成長率がトレンド水準となり、インフレも目標付近になると見込んでいるためだと思われる。このことから、中銀は金融政策が中立の状態から離れすぎるべきではないと考えていることが分かる。
今後は段階的な金融引き締めプロセスが続くとみられる。政策金利は段階的に引き上げられ、来月はおそらく再度25ベーシスポイント(bp)の利上げ、来年初めに数回の利上げがある可能性が高い。
近い将来に中銀が政策金利を以前の5─6%の水準まで引き上げるかどうかが焦点だ。ただ、失業率の上昇や信用の伸びが低迷を続けるなど、多くのリスクとぜい弱性は依然として存在する。
利上げ再開の時期は予想よりもやや早かった。中銀はおそらく4─4.25%まで引き上げた後、利上げを中断するだろう。政策金利が5─6%の水準を回復するのは2011年以降となる可能性がある。
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(コメント)
雇用の回復を待たず利上げに踏み切るとは正直、驚きを隠せません。
急激なインフレを抑制するため、雇用は回復すると見て、豪中銀は賭けに出たようです。
世界各国財政出動の効果が薄れる中、この早期利上げは良くも悪くも
その結果が大注目ですね。
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