米国株4日続落、ダウ平均21ドル安 1カ月ぶり安値、雇用悪化嫌気 http://www.nikkei.co.jp/news/market/20091003c8ASB7IAA05031009.html【NQNニューヨーク=古江敦子】2日の米株式相場は4営業日続落。ダウ工業株30種平均は前日比21ドル61セント安の9487ドル67セントと、9月4日以来ほぼ1カ月ぶりの安値で終了した。ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は9.37ポイント安の2048.11と、9月8日以来の安値で終えた。9月の米雇用統計で雇用者数が予想以上に減少した。米労働市場の低迷と景気の先行き不透明感が意識され、売りが出た。 ただ、ダウ平均は前日に景気懸念を背景に大幅に下げていたため、雇用悪化を受けた売りは限られた。値ごろ感や自律反発狙いの買いが入ったため、ダウ平均は小高く推移する場面もあった。 S&P500種株価指数は4.64ポイント安の1025.21と、9月4日以来の安値で終えた。業種別S&P500種株価指数(全10業種)は「一般産業」や「消費循環」など9業種が下落し、「消費安定」のみ上昇した。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約14億株(速報値)、ナスダック市場は約23億7000万株(同)。 傘下のメディア大手、NBCユニバーサルに対し、ケーブルテレビ(CATV)大手コムキャストが出資交渉を進めていることが前日に明らかになったゼネラル・エレクトリック(GE)が続落。下落率はダウ平均の構成銘柄で首位だった。ネットワーク機器大手シスコシステムズやパソコン大手ヒューレット・パッカード(HP)がさえない。 一方、アナリストが投資判断を引き上げたアップルが高い。債務交換などによる再建計画を前日夜に正式発表した金融会社CITグループが10%上昇した。S&P500種指数への採用が前日に発表になった太陽電池パネルメーカーのファーストソーラーが上昇した。(06:59) |