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米失業率９・８％に上昇、２６年３カ月ぶりの高水準【産経】
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/091002/fnc0910022246031-n1.htm
2009.10.2 22:44
米労働省が２日発表した９月の米雇用統計によると、失業率は９・８％と前月の９・７％から上昇した。１９８３年６月（１０・１％）以来、２６年３カ月ぶりの水準。非農業部門の就業者数は季節調整済みで２６万３０００人減で、前月の改定値（２０万１０００人減）からマイナス幅は拡大した。依然として厳しい雇用環境は、今後の景気回復の行方に大きな懸念材料となってきた。
市場予想（ロイター通信調べ）は、失業率が９・８％、非農業部門就業者数が１８万人減だった。就業者数が前月を下回るのは２１カ月連続。労働省によると、景気後退が始まった２００７年１２月以来、就業者数の減少は累計で７２０万人に上っている。
就業者数の内訳は、物品生産部門が１１万６０００人減。そのうち建築は６万４０００人、製造は５万１０００人それぞれ減少。サービス部門は１４万７０００人減で、うち小売りは３万９０００人減。教育・医療サービスは３０００人増だった。政府部門は５万３０００人減だった。
失業者は１５１４万２０００人で、うち２７週以上の長期失業者の割合は３５・６％に上っている。（ワシントン 渡辺浩生）
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