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http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-11724720090930
[東京 30日 ロイター] 国土交通省が発表した8月の新設住宅着工戸数は、5万9749戸と過去3番目の低水準となった。前年比では38.3%減と9カ月連続で減少。季節調整済み年率換算は67万6000戸と過去最低に落ち込んだ。分譲マンションの落ち込みに加え、貸家の着工が大きく減少したことが響いた。
ロイターの事前調査では、住宅着工戸数の予測中央値は前年比31.8%減、年率換算の予想中央値は75万1000戸で、発表結果は予想を大きく下回った。
持家、貸家、分譲住宅ともに前年比の下落率は拡大。貸家は前年比42.2%減と大幅な落ち込みをみせたが、国土交通省では、原因を把握するには複数月の動向を踏まえたいとしている。内訳をみると、民間資金による貸家は前年比46.0%減、公的資金による貸家は前年比2.1%減となり、民間資金による貸家の落ち込みが際立った。
分譲マンションの着工も4577戸と2番目に低い水準となった。厳しい雇用・所得環境や資金調達環境を背景に在庫調整局面が続いている。
大手50社の建設工事受注額は、前年比25.2%減となり10カ月連続で減少した。民間、公共工事ともに前年比で減少、民間工事では不動産業やサービス業、製造業などが減少した。
住宅着工に1カ月程度先行すると言われる建築確認交付件数は前年比25.6%減で、7月(17.4%減)よりマイナス幅が拡大した。
国土交通省では住宅着工の先行きについて「当面は厳しい状況が継続すると見込まれる」と説明し、引き続き今後の動向を注視していくとしている。
エコノミストからは「依然として回復の道筋は見えてこない。7─9月期も住宅投資は実質国内総生産(GDP)成長率にマイナスに寄与することは確実だ」(カリヨン証券・チーフエコノミストの加藤進氏)との見方が示されていた。
【国土交通省 統計資料】
http://www.mlit.go.jp/statistics/details/jutaku_list.html