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FRBは利上げを「過度に長く」控える可能性ある−S・ハンク教授 9月29日
(ブルームバーグ):
米ジョンズ・ホプキンズ大学のスティーブ・ハンク教授は28日、米連邦準備制度理事会(FRB)が「過度に長い期間」、政策金利を過去最低水準に維持し、その結果ドル下落の圧力が高まる可能性があるとの見方を示した。
ハンク教授はクアラルンプールでのインタビューで、物価上昇率がFRBの目標レンジに収まっていれば、バーナンキFRB議長と他の政策当局者は2010年11月の中間選挙後まで利上げを控える公算があると述べた。
同教授は「FRBの現在のスタンスやバーナンキ議長のインフレ目標に対する考え方を考慮すれば、消費者物価上昇率がゼロから2%の範囲に収まっている限り対策はさほど講じないと思われる」と指摘。「FRBがあまりにも長期にわたって利上げを控え、選挙まで可能な限り金融緩和を維持する可能性があることは想定し得る。利上げを2011年に開始するのでは明らかに遅過ぎるだろう」と述べた。
ハンク教授はまた、いったん利上げが実施されれば米経済は減速し、二番底を付けてからのW字型の回復となる可能性があると分析。「景気は回復しつつあり、回復が始まればインフレが視野に入ってくる。インフレが加速すればFRBは最終的にその封じ込めを始めるだろう。それが新たな景気の落ち込みを招く。これがW字型のシナリオだ」と語った。
同教授は、キャリートレードの見地からインドネシア・ルピアとオーストラリア・ドルの対米ドルでのロング(買い持ち)を推奨。またユーロがポンドに対して上昇する可能性を示した。イングランド銀行(英中央銀行)のキング総裁は先週、ポンドの下落は資源を輸出に向かわせ国内経済がバランスを取り戻すことに寄与すると述べた。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003011&sid=apkGgqE4TjGE&refer=jp_asia