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(回答先: 投機筋が一気に円買い仕掛け、想定外の円高で株価1万円割れ 投稿者 gikou89 日時 2009 年 9 月 28 日 15:21:40)
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003017&sid=arOFeUR090.M&refer=jp_news_index
9月28日(ブルームバーグ):東京外国為替市場では午後の取引にかけて円が伸び悩んだ。藤井裕久財務相が市場に広がっていた円高容認観測を否定する発言をしたことから円買いの勢いが鈍る格好となった。
ただ先週末に米国のピッツバーグで開かれた20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)を受けて、各国政府による金融緩和策の継続見通しを背景としたドルの先安観は根強く、ドル高・円安の進行も限られた。
ソシエテ・ジェネラル銀行の斉藤裕司外国為替本部長は、さすがにこれだけ円高進行のスピードがあると「口先けん制」が出ることは十分に考えられたと指摘。しかし、金融サミットで各国が景気刺激策を継続していくことが示され、「利上げは当分先」との観測から、緩やかなドル安の流れが続くとみている。
ドル・円相場は朝方の取引で一時1ドル=88円24銭と、1月23日以来の円高値を付けていたが、午後の取引では89円台半ば近辺まで円が反落。その後は89円台前半でもみ合った。
ユーロ・円相場は朝方に一時1ユーロ=129円83銭と、7月14日以来の水準まで円高が進んだあと、午後は130円台まで円安方向に戻した。
日本の介入姿勢めぐる観測
藤井財務相が24日に安易な市場介入に反対する姿勢を示したのを受けて、為替相場は先週末の海外市場から円買いが一段と活発化。週明けの東京市場では対ドルで約8カ月ぶりの水準まで円高が進む中、株式市場では急激な円高の進行が輸出企業の収益圧迫要因になりかねないとの懸念から、日経平均株価が1万円台を割り込む場面もみられた。
この日の昼過ぎに藤井財務相は記者団に対し、「最近の動きはトレンドが変わったとは思っていないけれど、やや一方に偏ってきているなと思っている」との認識を示していた。また、午後には、ブルームバーグ東京支局で講演を行い、為替相場について「円高になるのを放置するとは全然言っていない」と述べた上で、「通貨は安定するのは望ましい」と話した。
みずほ証券の林秀毅グローバルエコノミストは、この日の藤井財務相の発言について、「急速に円高が進んだ分が戻るような力がある」と指摘していた。
ドル安基調は継続へ
一方、G20金融サミットの首脳声明では、短期的には景気刺激策を継続することが示された。出口戦略は景気回復が十分に確保された時点で実施されるべきだとして、11月のG20財務相・中央銀行総裁会議に結論が持ち越される格好となった。
各国の景気刺激策が継続される見通しとなるなか、ドルの短期金利が一段と低下。低金利のドルで資金を調達して比較的利回りの高い通貨に投資するドル・キャリートレードが意識されやすい。
バークレイズ銀行の逆井雄紀FXストラテジストは、最近のドル売りの原因が過剰流動性ということであるとすれば、米金融当局はまだ過剰流動性を吸収するという方針をはっきりと出していないため、「もうしばらくドル売りの流れが続いてもおかしくない」とみている。
半面、逆井氏は、目先の市場動向について、「ポジションがかなりドル売りに傾いていたため、ある程度の利益確定を目的とした巻き戻しの動きが出やすい」とも指摘。今週は米国で主要な経済指標の発表が多く控えており、発表前に持ち高調整に伴うドル買いが進む局面もあり得るとみている