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http://jp.reuters.com/article/forexNews/idJPnTK031076920090928
<野村証券 国際金融為替調査課 外国為替アナリスト 池田雄之輔氏>
朝方、急速な円高が進んだ背景は、市場が薄商いの中、20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)で国際収支不均衡是正の必要性があらためて認識されたことを受け、経常黒字国である円やスイスフランに上昇圧力がかかった。ドル/円は一時88.23円まで下落し8カ月ぶりの安値を更新した。経常赤字の英国と経常黒字のスイスのマクロ経済情勢を反映して、英ポンド/スイスフランにも下向きの圧力がかかっている。
さらに、藤井財務相が安易な円売り介入を実施しないとのスタンスを明らかにしたため、日本によるドル買い/円売り介入への期待が一段と後退した。ただ、今年の最安値となる87.10円に近づき、ドル/円の下落スピードが速ければ、米国の協調を前提に、ドル買い介入の可能性があるとみている。
(東京 28日 ロイター)
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コメント
今日の東京市場は藤井財務大臣の発言からして予想通り日経平均200円を超える下落となっています。為替相場も88円に突入し、急激な円高となれば協調介入との噂がながれていますが、この大臣の発言により相場環境が悪化し、介入となれば投資家からみれば物笑いの財務大臣となるような気がします。
NY市場も調整局面に入りつつあるために東京株式市場は、10000円を切る状況になるともいえ、鳩山不況ならず藤井恐慌となりつつあります。
他国は出口戦略を検討し始めている時に、日本は出口までいかなく、迷路に入り込み入口に戻った感じです。
先日もある大手企業の幹部とよもやな話をしたのですが、うすら笑いを浮かべ有権者が間違った選択をしたというばかりのはしゃぎようでした。
藤井財務大臣は、政権発足前に財務省の幹部を集め勉強会を開いていたらしいですが、多分踊らされたのでしょう。
鳩山政権は今後窮地においこまれるかもしれません。正直改革を挙げるならば藤井財務大臣、行天顧問だどは、問題外の人事であり、財務省と対立するくらいの気力がある財界人、もしくは財務を専門としてきた中堅、若手議員にまかせるべきであったのです。
すでに各閣僚は、官僚に取り込まれており、菅国家戦略担当相の役目が失われているようです。
小沢民主党幹事長がどう今後気の緩んだ閣僚を国会活動で引き締めるかですが、やはり政治の怖さというものを各議員にみせしめることが必要です。
さすれば政権をとったことによる政治の怖さを甘い民主党議員に焼きつき、心をいれかえるかもしれません。
財務省の権限を菅国家戦略担当相に委譲していくことが大切なのかもしれません。もはや時代遅れの大臣といっていいのかもしれません。
経済界の重臣がこの円高でも静まり返っているのか、それともうすら笑いをうかべているのかよく考えてもらいたいものです。有権者の選挙では、高い支持を得ましたけれども、既得権益組織は、今でも反民主党です。
民主党発足早々政権危機が芽生えていますが、マニュフェストは4年間の中でおこなえばよく、即舵を切るのではなく、まずは、現実を把握し、そしてシナリオを描くことではないでしょうか。次の予算編成作業は、粛々と行えばいいのであり、為替相場に介入しないとか円安誘導のような発言を公でしないことです。もう遅いですが。
財務省は以前から為替相場に介入しないという姿勢を表では現わしており、そのスタンスを当分は続ければいいのです。そして国会でかんかんがくがくと議論すればいいだけだと感じるのですが。
なにぶん民主党政権は、公務員労働者が政治家の容貌で政権をとりしきろうとしているために遺体s勝たないとも感じますが、もう少し政権政党という権力をよく知ってもらいたいものです。
為替政策では、米英との意見が分かれているようなので、日本の財務当局の動きがどうでるかで大きく振れるかもしれません。