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引用開始
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http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0924&f=column_0924_003.shtml
中国ダボス会議レポート:動くアジア、FTAで一体化加速
【コラム】 【この記事に対するコメント】 Y! V 2009/09/24(木) 10:30
9月10日から12日まで、中国・大連で「夏のダボス会議」が開かれ、世界中から1400人の政財官学のVIPが一堂に集結した。今回のテーマは、「成長の再生」。中国側は「重新思考亜洲発展模式」(アジアの発展モデルの再考)を独自のテーマに掲げ、初日には温家宝首相が基調講演を行った。以下、取材レポートをお送りする。
まず、昨秋からの金融危機に関しては、次のような意見が出た。
「アメリカが加害者で、アジアは被害者だ。各国・地域の輸出は、中国27%ダウン、台湾44%ダウン、韓国34%ダウン、シンガポール35%ダウンと軒並み激減した」
「危機の『危』は危険を意味するが、『機』は機会を意味する。危機はチャンスでもある」
「今回の金融危機で、資本主義は終焉したのではなくて、変質したにすぎない」
「景気の底は6月だった。WTO(世界貿易機関)のおかげで保護主義合戦にもならず、『V字』と『L字』の間くらいの回復を見せるだろう。ただアメリカは向こう5年間は2%成長が関の山だ」
「今後、世界が金融危機の前の状態に戻ることはない。世界は新しい形に変わるのだ」
3日間にわたった議論の中で、欧米社会の苦悩ぶりが随所に伝わってきた。それ故にか、中国に対する期待感は、高まる一方だった。
「中国は先進国の枠にも途上国の枠にも収まらない不思議な国だが、今後世界経済の牽引役となることは確かだ」
「中国の『官民ダブルウィン戦略』は着実に効果を上げつつあり、世界の内需は今後、西から東に移っていくだろう」
「いまや中国が何をするかによって世界が変わる。中国はそのことをよく認識し、責任ある行動を取るべきだ」
「来年、ASEAN(東南アジア諸国連合)と中国にFTA(自由貿易協定)が結ばれ、東アジアは激変する。あらゆる物資が中国に流れるようになり、域内の経済統合が一気に進むだろう。その後、2015年のASEAN域内のFTA、同時期にインド、オーストラリアとのFTAも締結され、アジアは事実上、統一市場となる」
「アジア域内での人民元建て債権が急増していくだろう。IMFのアジア版にあたるAMFが、人民元が基軸通貨になって作られる可能性がある」
参加者全員に、「2015年までに中国経済はアメリカ経済を凌駕する存在になるか」とアンケートを取ったところ、実に3分の1が挙手した!
ダボス会議の最大の利点は、世界のVIPと直接話ができることだ。私も今回、100人近い人と名刺交換し、話を聞いた。
「米中関係は国交正常化から30年を経て、ルールブックのない第二段階へと突入した。中国がナンバー1になるかというより、どのような過程を経るのかを注視している」(ハンスマン駐中アメリカ大使)
「金融危機を経て世界は新段階に突入した。中国は新しい世界の舵取りをすべく模索中だが、まずはアジアの金融市場の牽引役を目指したい」(朱民・中国銀行副頭取)
「来年のASEANと中国のFTA締結でタイ経済は一変し、中国とは兄弟国のようになる」(シトヘモーン・タイ通商代表)
「ASEANと中国とのFTA締結で最大のポイントは、『単なる原材料でなく製品を輸出したい』という我々の要望を中国が全面的に承諾したことだ。インドネシア経済も来年、激変し、中国と一体となる」(ルトゥフィ・インドネシア投資相)
まるで、周辺諸国が中国という「カネの成る木」にぶら下がり、その恩恵にあずかろうと必死になっているしているかのようだ。こうして中国がアジアでますます存在感を増す中で、日本は政権交代に伴い、民主党は忙しすぎて、自民党は恥ずかしくて、大臣や政治家の参加者がほとんどいなかった。
日本代表の竹中平蔵慶応大教授は、「毎年『中国ダボス会議』に来る度に、日本の新首相の名前を紹介するのが恒例になってしまいました」と皮肉混じりに語り、場内の喝采を浴びていた。宮内義彦オリックス会長も、「英語なんかできなくても日本人ももっと出てくればいいのに」と、ランチの席で私にぼやいた。
そうだ、ダボス会議はオリンピック以上に(?)、参加することに意義があるのだ。(執筆者:近藤大介 明治大学講師 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
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引用ここまで
【コメント】
大変恥ずかしいことですが、夏にもダボス会議(ダボス開催ではないが)が開かれているとは知りませんでした。
ダボス会議は今年の1月、日本のテレビ局がこぞって取り上げて一気に知名度を上げた印象があります。しかしこの夏のダボス会議は上に引用したサーチナやCRI、チャイナネット等の中国系メディアでは大きく取り上げられているようですが、日本では日経新聞が少し記事にしたくらいのようです。
参考:
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経済けん引役「中国に期待」 夏季ダボス会議が閉幕http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090912AT2M1201M12092009.html
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それにしても、日本代表が竹中平蔵氏だったとは…驚きました…。