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http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003002&sid=aIdis9OuoW94&refer=jp_bonds
【FDIC:預金保険基金、将来の保険料で補てんも−債務上限が制約に】----(ブルームバーグ)
9月23日(ブルームバーグ):米連邦預金保険公社(FDIC)は、銀行破たんの際に資金を拠出する預金保険基金について、公的債務の法定上限という制約のため、借り入れではなく、銀行からの保険料徴収による補てんを迫られるもようだ。
FDICの理事会は、今年に入り94行が破たんした影響で底を突きつつある基金の補てん方法について決定するため、来週会合を開く予定。補てん方法の選択肢には、銀行からの新たな保険料徴収や財務省の1000億ドル(約9兆1000億円)の融資枠の活用、銀行や債券市場からの借り入れが含まれる。
FDICが検討するシナリオの中には、銀行に対して将来支払う保険料の前払いを要請する案があるとみられる。銀行は手元資金のあるうちに先々の保険料を前もって支払い、この分について後で控除を受ける。これによって、将来融資に振り向けられる資金が増える可能性がある。
JPモルガン・チェースのエコノミスト、マイケル・フェロリ氏(ニューヨーク在勤)は「保険料の前払いによって、FDICは銀行財務の実行可能性に恒久的に打撃を与えることなく、預金保険基金の増強が可能になるだろう」と指摘した。
政府から新たに借り入れることになれば、米国の公的債務残高は上限である12兆1000億ドルに近づく。米財務省のアンドルー・ウィリアムズ報道官はインタビューで、FDICの融資枠利用や民間銀行などからの借り入れも公的債務の上限に影響を与えかねないと語った。
オバマ政権は議会に対し、公的債務の上限を引き上げるよう強く求めている。ガイトナー財務長官は先月、年内に上限に達する可能性があると警告した。
FDICの広報担当アンドルー・グレー氏は、計画の進め方について決定は行われていないとした上で、銀行からの借り入れも選択肢の1つではあるが、真剣に検討されてはいないと説明。FDICは、銀行からの徴収や財務省からの借り入れに利用可能なさまざまな手段を備えていると付け加えた。
翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:東京 森 茂生 Shigeki Mori smori1@bloomberg.net Editor: Ryoji Uchida記事に関する記者への問い合わせ先:Rebecca Christie in Washington at rchristie4@bloomberg.net .
更新日時 : 2009/09/24 16:18 JST
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(コメント)
この米預金保険基金の財源不足をネタに米国がデフォルトになるという「と論」を情報料をとって販売している業者もあるようですが、あきれ返ります。
公的債務の上限は議会の承認を受ければオッケーで、そのための根回しが連銀筋からおこなわれている事はすでに知られています。
米国議会が公的債務上限を突破する事を理由に「否決」。それでもって「米国デフォルト」では、子供の論理です。
まるで米国の議員、議会がタダをこねる子供だと言わんばかりで、そんな議員がいるのでしょうかね・・・・・。
ちなみに米国の公的債務残高は戦後、一度も減少していません。公的債務残高の増加よりも経済の発展によるGDP拡大のスピードの方が遥かに大きく、それで問題にならなくなったのです。
ニポンも増税で財政再建をしようと考えるよりかは内需、個人消費を継続的に引上げる事のできる成長策を示す事が必要で、バラマイタ金が官僚組織と天下り会社に消えるくらいなら、個人に直接バラマク方が効果がある事は間違いないと思います・・・・・。
※だれがニポン経済の投資先別(分野別)の乗数効果の比較・効果について投稿してくれたらいいのだが・・・・。
(オマケ)
ちょっと脱線しますが、ある日突然にニポンの公的債務を政府が突然に全額返済したらどうなるでしょうか。
想像して見て下さい。
とんでも無い事になります。
金融機関は次の日から経営不振。運用先を求めて株式市場、不動産価格は暴騰しバブル化します。
銀行が顧客からの借入金(預金)が多すぎて潰れますか・・・・潰れません。
銀行は運用ミスによる不良債権の発生か、取付け騒ぎによる資金ショートが原因で潰れます。
米国債の本質的な問題はその引受先が国内だけで足りない事です。
日本は公的債務を全部国内で賄っていますね。異常な低金利でも引受先があります。
ニポンの公的債務の問題は内需(個人消費)が低迷したままの状態が続き、経済の名目成長率が低迷しているから問題なのです。(売上が増えない会社ほど、借金の負担が重くなるのとそれはよく似ています)