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http://jp.reuters.com/article/jpeconomy/idJPJAPAN-11627620090924
【米クレジットカードの貸倒償却率、過去最高に上昇=ムーディーズ】----(ロイター)
2009年 09月 24日 14:24 JST
[ニューヨーク 23日 ロイター] 米格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスは23日、米国で失業率が上昇する中、クレジットカード各社がデフォルト(債務不履行)になると予想するクレジットカードの貸倒償却率が8月に過去最高になったと発表した。
消費者が引き続き圧力にさらされていることを示す兆候とみられている。
ムーディーズのクレジットカード貸倒償却率は7月の10.52%から11.49%に上昇した。
同償却率は7月にほぼ1年ぶりに低下した後、上昇を再開したことになり、カード業界の安定化に対する期待をしぼませた。
ムーディーズはリポートで「クレジットカード業界の平均貸倒償却率が2010年に12─13%でピークを迎えた後、同セクターの回復が始まる」との見方を変えていないことを明らかにした。
支払いが30日以上延滞している返済遅延率は5.80%と、7月の5.73%から上昇した。
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(コメント)
返済の延滞率と貸倒償却率の違いは結構重要です。
デフォルト(債務不履行)となった融資債権の内から焦げ付きが発生しますが、全額が焦げ付く訳ではありません。
ここでの報道はデフォルトになったものから焦げ付き(貸倒償却)になる率が11.49%となったと言うものです。
延滞した5.80%から11.49%が焦げ付いても全体の焦げ付き率は0.67%となります。
過剰消費で悪いといいつつも一時期の日本の庶民金融、カード会社と比べるとずいぶんと低い。
ちなみにアメリカでは利息制限法はありません。信用度によっては年率30%程度の金利となる事もあります。
怖いのは信用不安よりもカードによる消費が減少する事による景気低迷の長期化でしょう。