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http://sankei.jp.msn.com/world/europe/090921/erp0909211941005-n1.htm
【生き残り図るタックスヘイブン 金融危機で欧米が圧力】 (産経ニュース/msn)
2009.9.21 19:35
税率が著しく低く、脱税の温床になっていると批判されてきたタックスヘイブン(租税回避地)が、懸命に生き残りを図っている。
金融危機で欧米の圧力が強まり、世界各地の租税回避地が税務情報の交換を約束したため、経済協力開発機構(OECD)のブラック・リストからは該当する国や地域は姿を消した。だが、金融危機の再発を防ぐには投機的な国際金融取引を抑制する税制が必要だ、と市民団体は訴えている。
OECDのジェフリー・オーエンズ税制・税務行政センター長は「脱税者を守るために税務情報を秘密にしてきた時代は終わりに近づいている」と胸を張る。
OECDは2000年に35カ国・地域をタックスヘイブンとし、02年に透明性の確保と税務情報交換を約束しなかった7カ国・地域をブラック・リストに載せた。
今年4月の主要20カ国・地域(G20)金融サミット(首脳会合)で公表されたブラック・リストには4カ国・地域が残ったが、8月にはゼロになった。
金融危機対策で税金の負担が膨らんだ欧米では富裕層の脱税に厳しい目が向けられ、税逃れに使われていた租税回避地への風当たりが一気に強まったためだ。
英国では昨秋、租税回避地のセーシェルで暮らす元実業家に下された判決が話題を呼んだ。英国籍であっても滞在期間が90日より少なければ英国に税金を納める必要はない。
だが、判決は、元実業家が英王室主催の競馬を観戦し、家族が英国に住んでいることを理由に英国への納税を命じた。
ブラウン英政権が所得税の最高税率を40%から50%に引き上げようとしているため、租税回避地に脱出する富裕層は後を絶たない。
推定資産2億5000万ポンド(370億円)とされる英投資家ハンズ氏も、その一人だ。
同氏はロンドンから飛行機で1時間の英王室領ガーンジーに、投資活動と生活の拠点を移した。
ガーンジーは防衛と外交を英政府に委任するが、独自の政府と議会をもち、英国の税制は適用されない。
所得税20%、法人税0%という低税率が富裕層を引き寄せ、約1800人の海外の富裕層が島内に豪華な大邸宅を購入した。 トロット主席国務相はしかし「われわれはタックスヘイブンではない。租税中立国だ」と強調し、脱税摘発に協力するため14カ国と税務情報交換条約を結び、さらに12カ国と交渉中だと説明した。
ガーンジーはかつてOECDからタックス・ヘイブンと名指しされたが、最近では先進主要国と同じホワイト・リストに分類され、国際金融センター比較調査では東京より上位の12位にランクされた。
金融業は国内総生産(GDP)の35%を占め、銀行預金やファンド、投資信託、保険を合わせた金融資産は総額1兆ドル(91兆円)に達する。だが、関係者は「ガーンジーには金融マンを短期の利益追求に走らせた高額ボーナス文化はない」と語る。
同じ英王室領のジャージーは、租税回避地としての競争力を保つため法人税を0%に引き下げた代わりに、物品・サービス税を導入し住民の反発をくらった。
しかも英紙ガーディアンによると、金融危機で財政赤字は1億ポンド(148億円)に達した。
カリブ海の英領ケイマンは財政が破(は)綻(たん)し、英政府による2億7800万ポンド(413億円)の救済策が必要とされている。
タックスヘイブンは金融危機で、健全な国際金融センターとして透明性や効率性を高めなければ生き残れなくなった。
国際NGO(非政府組織)「ATTAC」は、無軌道な巨大マネーの流れにタガをはめるには、投機的な短期の国際金融取引に課税するトービン税の導入を訴えている。
(ガーンジー 木村正人)
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(コメント)
余り詳しくは書かれていませんが、誤解して欲しくない点はタックス・ヘイブンについてのブラック・リストはあくまでも「税務情報」の提出有無であり、脱税容疑者の取引情報を提供してくれるかどうかといった点です。
ブラック・リストに記載が無い国が税率や租税制度を他の国と同じにした訳では無い事です。
つまり違法ではない節税、財産の移動は今でも堂々とできる事は念頭に置いておいて下さい。
また、租税回避地としてはケイマン諸島、マカオ、香港、セーシャル等の国はかつての大英帝国の植民地だった地域が多い事は念頭において下さい。
(オマケ)
「金獣カネゴン」と言う怪物が世界中に蔓延している。
日本にも上陸し、あちこちで繁殖している。
人間の心を失い、醜く変わり果てた心を隠すために「アニマル・スピリット」などと言って「畜生脳」となってしまった自分の精神を隠している。
この怪物、自分は格好いいセレブと思っているようだが、実は裸の王様で、心の清んだ人からは「金獣カネゴン」にしか見えない。
カネゴンの目でみると、鏡に映った自分の姿は黄金で覆われたピカピカのサイボーグのように見えるらしい。
この怪物にカネを吸われたら最後・・・・・吸われた人も「カネゴン」になってしまう。
一度カネゴンになると身の回りから全てのカネが無くなる「金欠病」となり、周りからカネを奪い、死ぬまでカネを食い尽くす。
最後はの子供にまでバカにされる醜い怪物の姿で死ぬのだが、黄金を食べ続けていると、黄金以外のものは全てガラクタに見えるようになってしまうらしい・・・・・。
ウルトラQに出てくるカネゴンは最後には人間に戻れるのだが・・・・現在、世界に蔓延している金獣カネゴンは果たして人間に戻る事ができるのだろうか。
奴を倒すにはカネの流れを止めるしかない。
野獣死すべし?????
お粗末でした。