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http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003009&sid=aEA38AGLL2Is&refer=jp_home
【「パンドラの箱」開けたUBSの和解−他行の秘密口座が次々と露呈】----(ブルームバーグ)
9月18日(ブルームバーグ):スイスの銀行最大手UBSが顧客の脱税をほう助したとされる問題で米当局に7億8000万ドル(約710億円)支払った和解は、世界各地の銀行でパンドラの箱を開ける事態に発展した。
今月23日を前にオフショア口座の存在を明らかにすれば罰金支払いを免れるとしてUBSの米顧客に自己申告を促す米内国歳入庁(IRS)の時限プログラムは、スイス同業のクレディ・スイス・グループとジュリアス・ベア・ホールディングのみならず、リヒテンシュタインのLGTグループや英HSBCホールディングス、イスラエルのレウミ銀行の顧客からの申告殺到につながっている。
脱税の取り締まり強化を目指すIRSにとって、海外の資産運用会社をターゲットとする上での強みを手に入れた格好だ。2月に和解金7億8000万ドルを米当局に支払ったUBSは、顧客250人のデータを公開。さらなる情報を求めて提起された訴訟をめぐる8月の和解では、追加で4450人分を明らかにすることで合意した。
コステラネッツ・アンド・フィンクの弁護士ロバート・フィンク氏は「IRSが別の銀行を締め付ける可能性は非常に高い。今のような現象が山火事のように急速に広がるだろう」と話す。同法律事務所は250件余りの申告を手掛けたが、顧客がIRSに明らかにした口座が置かれていた銀行はスイス12行のほか、ドイツや英国、イタリア、ベルギー、シンガポール、香港に及んでいたという。
シルズ・クミス・アンド・グロスの弁護士ローレンス・ホーン氏は、顧客が口座を申告した銀行の拠点としてイスラエルとバハマ、ケイマン諸島などを挙げた。
フィンク氏とキャプリン・アンド・ドライスデールの弁護士スコット・ミシェル氏によれば、UBSの次にIRSに口座を申告する顧客が最も多いのはクレディ・スイス。同行の広報担当デービッド・ウォーカー氏は「当行の法令順守の基準は適切で、適用されるあらゆる法律に従っていると強く確信している」と電子メールで述べた。
UBSの広報担当カリーナ・バーン氏にコメントを求めて電話取材を試みたが、これまでのところ返答はない。
翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:東京 蒲原桂子 Keiko Kambara kkambara@bloomberg.net Editor: Fumihiko Kasahara記事に関する記者への問い合わせ先:Carlyn Kolker in New York at ckolker@bloomberg.net ;David Voreacos in Newark, New Jersey, at
更新日時 : 2009/09/18 15:57 JST
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(コメント)
これはたいへんなニュースです。
必要部分を解説します。
>>スイスの銀行最大手UBSが顧客の脱税をほう助したとされる問題で
>>米当局に7億8000万ドル(約710億円)支払った和解は、世界各地の銀行で
>>パンドラの箱を開ける事態に発展した。
銀行の「脱税ほう助」は多くの場合、顧客が脱税して得たカネを秘密口座、仮名・架空名義で口座に受け入れる事です。
スイスの銀行には、昔から秘密口座、架空名義口座がある事は良く知られていますが、近年、国際的な取決めにより、それらは 一層されたと言われていましたが、和解金の額から見ると富裕層向けの秘密口座がまだまだ多数あった事になります。
>>今月23日を前にオフショア口座の存在を明らかにすれば罰金支払いを免れるとして
>>UBSの米顧客に自己申告を促す米内国歳入庁(IRS)の時限プログラムは、
>>スイス同業のクレディ・スイス・グループとジュリアス・ベア・ホールディングのみならず、
>>リヒテンシュタインのLGTグループや英HSBCホールディングス、イスラエルの
>>レウミ銀行の顧客からの申告殺到につながっている。
UBS銀が米当局との和解過程で「アメリカの富裕層」の秘密口座("オフショア"は本来は非居住者の意味ですが、事実上、秘密・仮名・架空名口座)のデータを当局に提出したが、金融機関の顧客が自主申告すれば、罰金支払を免れる時限措置が設けられたことから多数の顧客が自主申告し、その流れが他の金融機関に波及していると言うものです。
しかし、米国の富裕層は世界中にウラ金を預けてますね・・・・・・・
ニポンの脱税もここまではスケールが大きくはない・・・・・・・
スイスの銀行のオフショア口座が小口である筈はありません。
いったいどれくらいの額の「富裕層のウラ金」が出てくるんでしょうか。
半端な金額ではないでしょう。国家が買える位の額になるかもしれません・・・・・
日本からの口座もあるんでしょうかね・・・・・・
今だに新自由主義にカブれている役人や官僚の方々、投資銀行マンの方々、金持ちを優遇すると言うのは脱税も認めるという事なんでしょうか。ひとつ教えてもらいたいですね。
金持ちを優遇したら「スイス」へ「トンズラ」、「脱税して・ウハウハ」ではね・・・・・・
何はともあれ、脱税を申告した後にその金が何処に行くのか・・・・
資金移動は為替相場、株式相場の波乱要因となり得ると思いますが・・・・