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http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003017&sid=aDC.s7RwqIYo&refer=jp_news_index
【米国債(11日):10年債は5週連続高、入札通過で安心買い(Update1)】
9月11日(ブルームバーグ):米国債相場では10年債が週間ベースで5週連続高。米国債の相対的価値が見直され、前日まで3日連続で実施された総額700億ドルの米国債入札では強い需要が示された。
10年債利回りはほぼ2カ月ぶり低水準をつけた。今週の入札はいずれも最高落札利回りがプライマリーディーラー(米証券政府公認ディーラー)の予想平均を下回った。主要6通貨に対するインターコンチネンタル取引所(ICE)のドル指数は今週2%近く低下しており、海外投資家にとっては米国資産を保有しやくなっている。
RBSセキュリティーズの米国債ストラテジスト、ウィリアム・オドネル氏は「国債の価値は高まったものの、債券市場のほかの資産と比較すると割安に感じられる」と指摘。「ドル以外の通貨や住宅ローン担保証券市場から国債相場への資金流入がみられる」と述べた。
BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク時間午後4時2分現在、10年債利回りは前日比2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01ポイント)低下の3.34%。一時は7月13日以来の低水準となる3.27%を付ける場面もあった。10年債(表面利率3.625%、2019年8月償還)価格は5/32上げて102 12/32。30年債利回りは10bp低下し4.17%。
米財務省は7−9月(第3四半期)に4420億ドルの中長期債を発行した。今年上期の発行額は9630億ドルだった。こうした供給増加にもかかわらず、メリルリンチの指数によると、米国債の投資リターンは6月に1.8%(再投資金利を含む)。今年上期はマイナス4.5%だった。
「割安」
ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)の30年物固定金利住宅ローン担保証券の利回りと米国10年債の利回り格差(スプレッド)は94.7bpに縮小した。年初来の平均は104.6bp。
CRTキャピタル・グループ(コネティカット州スタンフォード)の米国債ストラテジー責任者、デービッド・エーダー氏は「米国債はほかの優良社債や住宅ローン担保証券と比べると割安だ」と指摘。「今週にかけては過去数カ月で最も割安だった。実体経済を示す数値がまちまちであるこの時期に国債を買う理由は、他の市場セクターに比べて最も割安だからだ」と述べた。
「AA」格付け(投資適格級)の社債と10年物国債の利回り格差は2.07%。年初来の平均は3.151%。
ドル指数
ドル指数はこの日も低下。3月以来で最長となる6営業日連続での低下となった。
RBSセキュリティーズのオドネル氏は「ドル建て資産はどれも割安になっている」と指摘。「利回りは過去3カ月平均の低水準にあるものの、国債の魅力はさほど衰えていない」と述べた。
同時テロから8年となったこの日は、首都ワシントンのポトマック川で沿岸警備隊が行っていた演習が、CNNテレビで発砲事件として報じられたことも、国債への逃避につながった。
今週は前日まで3日間に3回の入札が実施された。8日の3年債としては過去最大規模となる380億ドルの入札では、最高落札利回りが5月以来最低となる1.487%だった。9日の10年債200億ドルの入札で最高落札利回りは3.510%と、7月以来の低水準となった。前日の30年債入札では応札倍率が2.92倍と、07年11月以来の最高だった。
翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:ニューヨーク 大塚 美佳 Mika Otsuka motsuka3@bloomberg.net Editor: Akiko Nishimae記事に関する記者への問い合わせ先:Susanne Walker in New York at swalker33@bloomberg.net ;Cordell Eddings in New York at ceddings@bloomberg.net .
更新日時 : 2009/09/12 06:53 JST
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(コメント)
巷では、ドル崩壊論、米国債のデフォルト説があちこちに広がっています。
田中宇氏、元外交官の原田武夫氏などがそれらの意見の代表格ですが、どうも最近のレポートや記事には一時のような説得力がありません。
それらの中には、米国が法律で定めた公的債務の上限にまで達していて、上限額が引上げられないために10月の初旬にデフォルトするなどと断定しているものまであります。
私に言われば、これらの主張はいずれも「ピントはずれ」です。
デフォルト説が広がる事で有利になり、利益を得るのは何処のだれか・・・・・あえて書きませんが。
あり得るのは「ドルの価値低下だけ」です。DEVALUE (デバリュー//価値低下)は今後、長期にもわたって継続する事でしょう。
短期的なドル暴落は考えにくいと思っています。ただ一本調子にドルが高くなる事はあり得ません。
FX等の為替取引ではこの事を意識するとよいと思います。
※SDRが広く流通しており、通貨相場への(裏)介入があるのではないかと考えています。