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テーラー教授:米利上げ、2010年初めに必要にも−インフレ加速なら 9月11日
(ブルームバーグ):
米スタンフォード大学のジョン・テーラー教授は11日、米金融当局は物価上昇圧力を抑えるために2010年初めにも利上げ開始が必要になる可能性があるとの見方を示した。
同教授はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、景気回復に伴い「インフレが加速し始めれば、当局は早ければ来年初めにも利上げをしなければならなくなるだろう」と語った。
ガイトナー米財務長官は10日、政府が金融市場支援策の一部引き揚げに向かって動き始めていると発言した。
テーラー教授は、出口戦略を「考えるべき時期だと指摘した長官は正しい」と述べた。さらに、「米連邦準備制度理事会(FRB)のバランスシートは急速に拡大した。縮小する方策を見いださなければならない」と話した。
景気対策
同教授はこの日のブルームバーグラジオとのインタビューでは、7870億ドルの景気対策が財政赤字を増大させると指摘。「インフレ要因となり得る」と述べた。
景気対策の効果については「まだあまり出ていない」との認識を示し、カリフォルニア州では計画されている35億ドル規模のインフラ整備資金のうち今までに支払われたのは1000万ドルのみだと指摘した。
オバマ政権が議会に提出した景気対策の効果に関する初回の四半期報告によると、4―6月(第2四半期)の成長率は対策により2.3ポイント押し上げられた。7―9月(第3四半期)については3ポイントの押し上げ効果が見込まれている。
テーラー教授は、インフレと経済成長の見通しを基に政策金利を決定する計算式「テーラールール」の考案者。2001−05年にはブッシュ政権下で財務次官を務めた。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003017&sid=a6o_OEXV_coM&refer=jp_news_index