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http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003001&sid=a1HUR31CggLI&refer=commentary
【米信用市場に回復継続の兆し−米国債手放すプライマリーディーラー】-----(ブルームバーグ)
9月8日(ブルームバーグ):米ウォール街のプライマリーディーラー(米政府証券公認ディーラー)がかつてないペースで米国債を手放している。信用市場の回復継続を示唆する動きだ。
米連邦準備制度理事会(FRB)の集計データによると、プライマリーディーラー18社の8月の米国債保有高は105億ドルの純ショート(売り持ち)ポジションと、6月に記録した過去最大の純ロング(買い持ち)ポジションの936億ドルから一転した。
FRBが1997年にデータを取り始めて以来最も速いペースでのこの持ち高転換は、投資家が景気回復に懐疑的ななかでもプライマリーディーラーがリスクの高い債券を購入したり投資を後押ししている様子を示す。同ディーラーは通常、社債やモーゲージ債投資のヘッジ手段として米国債をショートにする。サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン市場の崩壊で信用市場が2007年に凍結する前の10年間の純ショートポジションは平均630億ドルだった。
MFグローバルのドナルド・ギャランテ最高投資責任者(CIO)は「資金が再びリスクの高い資産の一部に回帰しているということだ」と指摘。「パニック状況は後退し、より平常な世界に近づいたため、ディーラーはレバレッジを多少かけ始めた。社債を積み増し、米国債で再びヘッジをかけている」と説明する。
高利回り債投資を後押し
FRBのデータはまた、ゴールドマン・サックス・グループやバンク・オブ・アメリカ(BOA)を含むプライマリーディーラーが高利回りのローン債権やモーゲージ債の購入者に07年以来最も速いペースで融資を増やしている様子も示している。これらディーラーが期間1日を超える貸し出しの担保として保有した証券は8月12日時点で276億ドルと、5月6日から75%増えた。
同担保には米国債と連邦機関債、米住宅公社保証のモーゲージ債が含まれないため、この増加はリスクの高い住宅ローンや企業向け債権、資産担保証券(ABS)向けに資金が使われていることを示唆している。
バークレイズ・キャピタルの短期市場アナリスト、ジョゼフ・アベート氏は「債券市場におけるディーラーの行動は通常に戻り始めた。今年早くに見られた米国債中心の担保抱え込みの勢いは収まりつつある」と語った。
プライマリーディーラーのショートポジションが過去最高に達したのは07年7月で、1937億ドルだった。しかし同ポジションは08年12月までにはロングに転換。同年9月のリーマン・ブラザーズ・ホールディングスの破たんや米保険会社アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の救済、メリルリンチの身売りで世界の金融システムが崩壊するとの懸念が高まり、安全資産としての米国債保有が加速したためだ。現在は懸念も和らぎ、米政府の管理下にあるAIGは公的資金返済に向け、一部資産の売却を進めている。
ショートポジションへの再転換は「ディーラーが顧客向けに流動性を提供できるようになってきている兆候だ」と述べるのはライトソンICAPのチーフエコノミスト、ルー・クランドール氏。「これは市場にはプラスの展開だ。いずれ、状況は一段と落ち着きを見せるだろう」と語っている。
翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:東京 蒲原桂子 Keiko Kambara kkambara@bloomberg.net Editor:Masami Kakuta記事に関する記者への問い合わせ先:Liz Capo McCormick in New York at emccormick7@bloomberg.net .
更新日時 : 2009/09/08 10:40 JST
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(コメント)
懲りない連中・・・・・
塀の中に入らないと分からないようですが・・・・・