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資産価格下落と各国の規制緩和、対外投資の好機に=中国商務省次官補(ロイター)
2009年 09月 9日 13:58 JST
[厦門(中国) 9日 ロイター]
中国商務省の王超次官補は9日、資産価格が下落し、世界各国が投資規制を緩和していることは、中国企業による対外投資の好機となっていると述べた。
中国企業はこれまでも、特に資源分野で海外での投資を増やそうとしてきたが、投資先政府による政治的圧力により阻止されることもあった。また価格がピークをつけているころに投資をしたため、その後に続く企業が投資に二の足を踏むこともあった。
王次官補は厦門で開催された金融フォーラムに出席し「現在、資産価格は下落している」と指摘。また「多くの国は海外からの投資にかかわる規制を緩和し、海外からの投資を呼び込む努力を拡大させることにより国内経済を刺激しようとしている」と述べた。
その上で、中国企業が海外投資を実行する機は熟していると指摘。中国政府は企業による海外投資を後押しし、企業の投資チャンネル拡大を支援すると述べた。
同次官補は政府による具体策には言及しなかったが、同氏の発言内容は、政府がこれまでよりも積極的なアプローチをとる可能性があることを示唆している。
中国の対外直接投資は、低水準からではあるものの、急速に増加している。今週発表の統計によると中国の2008年の対外投資は559億1000万ドルと、前年から111%増加した。このうち、非金融投資は75%増の418億6000万ドル。金融投資は140億5000万ドルと、約8倍に膨れ上がっている。
王次官補はまた、各国政府が導入したインフラや公共施設への投資を含む景気刺激策は、中国の建設会社に格好のビジネス・チャンスを作り出していると述べた。