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(回答先: ドル体制が続く本当の理由 ヘゲモニー支えるニューヨーク集中振替構造 ---(JB PRESS) 投稿者 ミスター第二分類 日時 2009 年 9 月 08 日 12:26:17)
実際の通貨では「決済機関・システム」の問題は、印刷されたペーパー紙幣を確保する事よりもはるかに重要です。
あなたが銀行口座を通じて受取る年金や給料、企業が外国に輸出した商品の代金の受取り、あるいは輸入した食料や商品の支払。
経済取引はすべて「お金」を使って清算されますが、現金取引は年々少なくなっており、今やコンピュータを使った決済(清算)取引の比重の方が圧倒的に高くなっています。
消費者が行なう経済取引では、現金の比重が高くなっていますが、企業や銀行間の決済はそのようには行きません。
つまり、どのような通貨でも決済手段として認定され、その為の手段として使うことができるようなバックボーンがなければ、代わる事はできなのです。
ドル相場の暴落はあり得るかもしれません。しかし崩壊はあり得ません。
現時点でのドル崩壊は世界経済の崩壊と同一です。
すでにIMFは今年、5000億ドルもの資金を調達しています。
問題が発生したとしても徹底的に買い支えられる事でしょう。
米系のヘッジ・ファンドが自国通貨に対して崩壊を招くような空売りを仕掛けるとはとうてい思えませんが・・・・・。
メールマガジンで陰謀論的な国際情勢の解説で有名な某氏はいまだに意地を張っているのでしょうか、最新号ではまたしてもドル崩壊論をぶっています。
ドルの問題に警鐘を鳴らすことは有意義ですが、どうも納得できかねます。
はっきり言えるのはEUがアメリカより先に景気回復する可能性は低いという事です。
信用バブル破裂で受けたダメージは欧州の方が大きいと言うのが、その筋の多数意見です。
EUが金利を先に上げるような報道にはアメリカに対する牽制が含まれていると見ています。
いずれにしろ、ドルの買い支えは結果的に世界的な資産バブルを生み出します。
金融機関の不良債権問題の解決と消費刺激には資産バブルを作る方法がもっとも簡単で即効性があります。
しかし、資産バブルの拡大と破裂は同じような金融危機をまたしても引き起こす可能性があります。
だから出口戦略云々で駆け引きをしているのですよ・・・・・