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http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK033107620090907
【8月末の外貨準備は過去最高の1兆0423億ドル、SDRの配分で=財務省】----(ロイター)
2009年 09月 7日 09:43 JST
[東京 7日 ロイター] 財務省が7日に発表した8月末の外貨準備高は、前月末から196億8300万ドル増加し、過去最高の1兆0423億4000万ドルとなった。増加は、国際通貨基金(IMF)から153億ドル相当の特別引き出し権(SDR)の新規配分を受けたことが主因で、金利低下やユーロ高も寄与した。
外貨準備高が過去最高を更新したのは2008年12月末以来。1兆ドルを上回るのは10カ月連続。
財務省によると、増加要因で最も大きいのはSDRの配分で、これによって8月末のSDR残高は184億5800万ドルとなった。
SDRの配分は4月の20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)で、世界的な金融危機への対応の一環として合意された。
IMF加盟国に対して8月に総額2500億ドル相当が配分されている。
このほか、米国債など保有債券の金利低下に伴う時価評価の上昇や、ユーロ/ドルの上昇によるユーロ建て資産のドル換算での増価も寄与した。
8月末の米国債利回りは2年債0.976%(7月末1.119%)、5年債2.388%(同2.518%)、10年債3.401%(同3.483%)に低下。ユーロ/ドルは8月末(NY終値)に1.4334ドルと7月末の1.4257ドルから上昇した。
一方、8月中に外貨準備から国際協力銀行(JBIC)に5億ドルの貸付を実行したことや、IMFに対する貸付の増加などが外貨準備の減少に作用した。
各国の外貨準備高をみると、国際通貨基金(IMF)が公表している直近の2008年4月末の時点で、1位は中国の1兆0838億SDR、2位が日本の6059億SDR、3位がロシアの3206億SDR、4位がインドの1881億SDR、5位が台湾の1787億SDRなど。1SDRは1.6238米ドル。
(ロイターニュース 伊藤 純夫)
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