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政権交代で3カ月後の日本株は本当に上昇するのか(KlugView)
2009/09/04 (金) 12:35
野村証券金融経済研究所が実施した個人投資家対象の調査によると、3カ月後の日経平均株価が上昇すると回答した人が回答者全体の73.8%になったそうです。また、調査では、株価に影響を与える要因ごとに、「プラスの影響を及ぼす」という回答から「マイナス」の回答を引いた値を指数化していまが、前月に比べ上昇幅が最も大きかったのは「国内政治情勢」の項目で、前月より8.7ポイント上昇したそうです。
調査が実施されたのは衆議院選挙直前の8月21日から24日の間でしたが、多くの有権者は、事前の世論調査などで政権交替の可能性が高いことを認識していたと思われます。おそらく、この調査結果は、個人投資家の多くが、政権交代で株価に何らかの良い効果が現れると期待していることを示したといえます。
ただ、株価の先行きをロジカルに見通すことは難しいとはいえ、日本の経済情勢に大きな変化が生じているわけではありません。民主党が掲げている各種政策の多くは、旧来型と違う内容ではあっても、即効性があるものは少なく、3カ月後の株価を押し上げるほどの効果は期待できません。
日本の政権が代わったとしても、世界経済に変化が生じるわけではありません。
世界各国の大規模な景気対策で景気の底割れは回避されつつありますが、だからといって、このまま順調に回復を続けるとは言い切れません。
英国、ドイツ、フランスの3カ国首脳が、主要20カ国・地域(G20)金融サミット(首脳会合)に向け、世界景気の「危機は終わっていない」との認識を表明するなど、景気の先行きは楽観しできる状況とはいえません。
先にご紹介した調査は、あくまでマインド調査ですので、久しぶりの政権交代で日本の個人投資家が先行きを明るくみるのは自然なことなのかもしれません。
しかし、今後、政権が新しくなった後、景気を始めとするいろいろな分野で、大きすぎる期待が裏切られることで、個人投資家のマインドが無意味に低下することも懸念されます。政治が経済に大きな影響を与えることは否定しませんが、個人投資家は、政権交代の効果をもう少し冷静に考えたほうが良い気がします。
村田雅志(むらた・まさし)
●●●●●●●●●●今日のクイズ●●●●●●●●●●
野村証券金融経済研究所の個人投資家対象の調査によると、
3カ月後の日経平均株価が上昇すると回答した人の割合は
どれくらい?
●●●●●●●●●●クイズの答え●●●●●●●●●●
回答者全体の73.8%
http://www.gci-klug.jp/klugview/2009/09/04/006667.php