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(回答先: 中国がより身近な存在になる日〜日本が上海動向を意識 投稿者 gikou89 日時 2009 年 8 月 25 日 13:01:54)
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003001&sid=aSp1cGD40Fmw&refer=commentary
8月17日(ブルームバーグ):世界的な金融危機の発生後初めて、米政府が短期国債に依存するのをやめようとしている。海外の買い手が米国の中・長期国債の購入に殺到している事情が背景にある。
米財務省のデータによれば、先週実施された総額750億ドル規模の四半期定例入札で、3年債は国際投資家などを含む間接応札者の落札比率が過去最高となり、10年債の購入全体に占めるシェアも2005年以降で最大となった。また、30年債の入札でも間接応札者の落札比率がほぼ半分を占めた。
そうした状況は、09年4−6月(第2四半期)に過去25年で最も短くなった米国債の償還までの平均残存期間を引き延ばすのに役立つだけでなく、米政府の過去最大の財政赤字やインフレをめぐる懸念が弱まりつつあることも示している。
国際投資家による米国債購入は、米連邦準備制度理事会(FRB)が政策金利をゼロ近くに据え置く中で、ドル相場の支援要因にもなっている。ユーロや円など主要6通貨のバスケットに対するドルの価値を表すドル指数は、08年3月に付けた過去最低水準(70.698)から12%上昇している。
イグニス・アセット・マネジメントの債券ファンドマネジャー、スチュアート・トムソン氏は「長期の米国債は、保有資産としては素晴らしいものだ」と指摘。その上で、「長期債相場が今後上昇すると信じるあらゆる理由がある。インフレは抑制されており、FRBは今後とも低い状態にとどまるという考えを非常に明確に示している」と語った。
7月の消費者物価指数(CPI)が前月比横ばいと発表される数日前、ガイトナー米財務長官は長期債発行に伴う借り入れコストを過去60年の最低水準近くで固定した。調達コストは、前年比では1950年以来最大となる2.1%の低下を記録した。
米財務省のデータでは、昨年9月の米証券大手リーマン・ブラザーズ・ホールディングスの破たんに伴う金融危機の悪化を受けて、米政府は金融システムへの資金注入を図るため、10−12月(第4四半期)に償還期間が1年以下の財務省短期証券を1兆9000億ドル相当発行した。
海外勢で最も大量の米国債を保有する中国は外貨準備の運用先の分散を計画しているものの、米国債の保有高は昨年52%増加し、今年さらに10%増えている。米財務省のデータによれば、中国は今年に入って米国の短期国債451億ドルを購入し、保有総額は27%増の2104億ドルとなった。一方、米財務省中期証券(Tノート)も289億ドル相当購入しており、中・長期の米国債保有総額は5.1%増の5911億ドルに達している。
米財務省は6月の対米証券投資統計を17日午前9時(日本時間同午後10時)に公表する