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(回答先: 日本経済の最悪のシナリオ 「中国元・米ドル同時安」という悪夢 投稿者 gikou89 日時 2009 年 8 月 21 日 14:13:07)
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003017&sid=a7bdbcWs7yt8&refer=jp_news_index
8月19日(ブルームバーグ):著名投資家ウォーレン・バフェット氏は、米政府が金融システムに注入した巨額の「特効薬」の問題に対処することが必要との考えを示した。同問題が米経済とドルを脅かすと警告した。
同氏は18日付の米紙ニューヨーク・タイムズが掲載した寄稿で、「連邦政府からの巨額資金」が金融システムを救い、米経済は緩やかな回復の途上にあるとの認識を示し、米連邦準備制度理事会(FRB)およびブッシュ・オバマ両政権が実施した措置を評価。一方で、これにより米政府の財政は「前人未到の領域」に入ったと指摘した。
米政府は減税やインフラ整備の公共投資で需要喚起を図ると同時に、財務省とFRBはそれぞれ、金融機関と銀行システム救済に向けて巨額資金を投じている。今年度の米財政赤字は過去最大の1兆8410億ドルに達する見込み。
バフェット氏は「大量の金融特効薬が引き続き投与されており、遠からず副作用が出てくるだろう」とし、「今のところ副作用の大半は顕在化していないし、実際、潜伏期間は長いかもしれない。しかしながら、その脅威は金融危機自体と同じくらい不気味だ」と記した。
また、「ドルの垂れ流し」によって米財政赤字は今年度に国内総生産(GDP)比で13%、純債務が同56%に達するとの試算も示した。
同氏は、米経済が成長する勢いを取り戻すために当局者は「あらゆる必要な措置」を取らなければならないとした上で、「いったん回復に弾みがついたら、議会はGDP比での債務の拡大を止め、借金の伸びを収入の伸びと一致させなければならない」と主張。税収と政府支出の大幅不均衡を指摘し、「税制と歳出の両面で本物の大きな変化が必要となろう。景気回復ではこれほどのギャップを埋めることはできない」と論じている。
さらに、「ドルの垂れ流しは確実に、米国通貨の購買力を急落させる」とし、「ドルの命運は米議会が握っている」と指摘した