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【金融危機、金、商品、機軸通貨、SDRの関係・・・・「世界は金色の夢を見ている」】----(オリジナル投稿)
金融危機、金、商品、機軸通貨を巡る問題についての「妄想」をまとめてみました。これは単なる「妄想」で完全に「と論」ですので、読んで大いに笑ってやってください。
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昨年の信用バブルの破裂以来、基軸通貨を巡る問題はさまざまにクローズアップされ、その過程で金や商品、SDRを巡る問題が浮上して来ているが、とりわけ金については色々と誤解されているようなので、それを中心として思うことを書いてみた。
金(ゴールド)という単なる金属は、人間が単にその美しさから普遍的な価値があるとの「思い込み」から通貨としての価値が見い出されています。
かつて金本位制の基で、通貨(銀行券)は金の現物との交換価値により、その価値が裏付けられていました。
しかし、「金」と言う存在量に限りのある資源を裏付けとしている限り、金を溜め込んでいる金託資本家(近代におけるゴールドマン・スミスのような存在)が世界中の富を独占する状態が起こり得る事になります。
また、通貨を金の保有残高を超えて供給する事はできず、通貨供給量の増加(ハイパワード・マネー)による投資促進は不可能となり、昨年のような金融危機時には世界的な通貨危機、金融恐慌を招いていた事でしょう。(1929年の恐慌は金本位制を続けようとした事が恐慌の拡大につながったというのが定説)
金本位制は結果的に世界的な資金不足傾向をもたらし、また慢性的なデフレ圧力をもたらします。
さらに金を掘りつくした時点で、通貨の量はそれ以上は増えず、金を独占する者が世界を支配する事となってしまいます。
このような事から、金本位制は世界経済が金の産出量以上に発展する事を妨げる事となり、また金を独占している者が世界経済の支配者になる状況を作り出します。(結果的にはアメリカ。金リース取引は結果的に物理的な存在量をはるかに超えた擬似金貨を市場に流通させる事となっている。)
何を言いたいかと言えば、金(ゴールド)を中心とした経済に世界の経済が再び戻る事は無いと言うことです。
もし、通貨危機などで1オンスが1000ドルを超え1200ドルや1300ドルを突破するようになったら、私は金の空売りを大いに推奨する事でしょう。
「金リース取引」なる、いくらでも「仮想的な現物」を創造できる取引が存在する事実は金もバーチャル商品になっている事実を忘れています。
かつて旧ソ連(現ロシア)は鑑賞や装飾品以外に主だった用途が無かった(今でもそれはほとんど変わっていません)事から西側諸国からの資源の調達に「金」を積極的に売却していました。
資本主義に金などという使い道のない「オモチャ」を売却し、人民に真に有用なものを調達したと当時は宣伝されていました。
※でも良く考えると全く当たっています。
金本位制の良いところは金が「化学的に安定した性質」を持つ為に、使いようが無いのに「普遍的な価値」があるように見える物質で「普遍的な価値」があるように見える事です。・・・・・爆笑・・・・ (^o^)丿
結局のところ、金の価値は人間がその価値を信じている事、市場の裁定による価格調整機能が機能している事が前提にあるのみで、結局はその「普遍的な価値」という業者の宣伝文句は「プロパガンダ」による「神話」でしかありません。
金の現物を保有していた所で何か良い事があるでしようか。
全くありません。
金属資源は使ってナンボの世界です。
金利も付きません。モノも買えません。見て楽しむだけです。
石油やレアメタルなどの資源にしても代価物が見つけられる限りにおいては同様です。(石油やレアメタルには使い道は沢山ありますが・・・・・)
結局、真に普遍的な価値などはありません。
あるとすれば、人類の経済活動が永遠に続くという前提から考えれば、それは人間の経済活動の共通的な決済手段となりえる「世界通貨」しかありません。
しかし、世界通貨は簡単に創造し、利用する事はできません。通貨の発行は「国家の主権」に係わる事なのです。
もし、世界通貨の発行を目論む勢力がいたとします。もし、それがあるとすれば、国家を超越した「コーポレート・クラシー」的な手段だと思われます。
世界通貨を発行する為には何が必要になるか・・・・
それは「問題」と「危機」でしょう。
その為に「通貨危機」が必要になります。 それも一度ではなく、複数回の「危機」が必要です。
また、金などの貴金属の度重なる「暴落」や石油やウラン、レアメタル等の高騰・暴落も必要になります。
危機を理由にして制度を創設するのです。(ショック・ドクトリン)
究極的な目的は世界中に単一通貨が流通させる事が目的としても、当面の目標はSDR等の複数の通貨をバケットにした複数通貨で価値が担保された通貨の創造だと思われます。
その理由は、その方が儲かるからです。
その意味ではSDRの拡大は必然です。
しかし、SDRがただちに共通通貨になる事は無いでしょう。現在の通貨制度は金融資本が金儲けに利用するには非常に有用で、世界経済をメシのタネにしている方々が現物経済をすべて押さえるまでは、じわじわと拡大の道をたどる事でしょう。
そのストーリーには、すでに「ユーロ」と言う前例があります。
当面、考えられるのはSDR建の債権が発行され、その発行が拡大するよう事です。
金融資本はSDRの流動性が低い状況ではスグこれに乗換える事はないでしょうが、この債権の発行額が拡大するようにだんだんと仕向けていく筈です。
その過程できっと彼らが保有する通貨を少しずつ乗り換え、その度ごとに様々な危機を演出することと思われます。
さて、金融資本の次のターゲットは何か・・・・次は金か、石油か、はたまた・・・
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(コメント)
この投稿は完全に「妄想」、「と論」でありますので、その旨をご了承ください。