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FRB『米景気は底入れ段階』(東京新聞)
2009年8月13日 夕刊
【ワシントン=古川雅和】米連邦準備制度理事会(FRB)は十二日、金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、終了後に発表した声明で米経済活動についての総括判断を「横ばい」と上方修正し、景気が底入れ段階にあると判断。量的緩和のために実施している最大三千億ドル(約二十九兆円)の長期国債の買い入れペースを徐々に落として十月末に終えることを決めた。
FOMCは、主要政策金利に当たるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は年0〜0・25%に据え置き、事実上のゼロ金利を維持することを全会一致で決めた。
長期国債の買い入れは三月のFOMCで決め、期間は半年間としていた。今回、FRBは買い入れ期間を延長したものの、買い入れ規模は変えなかった。
同様に実施している住宅ローン担保証券などの購入規模も現状を維持した。
FRBは声明で、金融市場が「最近の数週間でさらに改善」が見られ、「家計支出も安定の兆しが見えている」と指摘。前回六月に経済が「縮小」しているとした判断を上方修正した。
ただ、雇用環境の悪化や所得の伸び悩みなどが続いており、経済活動の弱さが「しばらく続く」と分析。「FF金利は長期間、異例の低い水準」になるとした。また、景気回復のために必要な政策手段をとり続けることをあらためて強調した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2009081302000253.html