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http://book.asahi.com/aisare/TKY200908100101.html
■あらゆる事件がCIAの陰謀に思えてくる
陰謀論は魅力的だ。たとえばロッキード事件はアメリカの陰謀だった、という説。日本の自立を阻むために、CIAが田中角栄を陥れたというのである。たんなる贈収賄事件が、陰謀論のメガネで、エンターテインメント小説のように見えてくる。実際、チリのクーデターのようにCIAがお膳立てをした事件もあるのだから、陰謀論がすべて妄想とは言い切れない。
副島隆彦・植草一秀『売国者たちの末路』は、小泉=竹中路線は日本の富をアメリカに貢ごうという政策であり、そもそもはアメリカの陰謀だ、と主張する本である。
植草といえば手鏡による覗き事件と痴漢で逮捕・起訴された(覗き事件は罰金刑が、痴漢事件は実刑が確定している)。しかし事件発覚当初から陰謀説を主張する人びとがいる。あれは小泉=竹中路線に批判的だった植草を社会的に葬るために仕組まれた事件だったというのだ。たしかに、植草を逮捕した警察官が横浜から品川までずっとつけてきたことなど、不自然なところが多い事件だ。
「小泉政権というのは、アメリカが日本に押しつけてつくらせた政権」というのが副島の見立て。郵政民営化も、米政府および米国金融業界が日本人の資産を狙ったものという位置づけである。「埋蔵金」発掘の高橋洋一が窃盗容疑で騒がれたのは財務省による謀略。西松建設事件は米軍不要発言に怒ったCIAが、東京地検特捜部を使って小沢一郎の秘書を逮捕させたもの、という。
興味深いのは中川昭一泥酔会見陰謀説。あれは酔っぱらったんじゃなくて、薬を盛られたのではないか、というのである。アメリカに金融危機の責任をとれと迫り、日本の資金を注ぎ込むことを渋ったのがマズかったらしい。
うーむ、こうなると、この世で起こるあらゆる事件はCIAの陰謀に思えてくる。陰謀論の魅力は、複雑で奇妙なできごとがとても簡単に説明できてしまうことである。そして難点は、あまりにおもしろすぎることだ。
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コメント
この本は発売前から完売になるくらい店頭から姿を消すであろうと前評判が高かったのですが、多くの反響を呼んでいるようです。
しかし、現政権自公政権の今回の選挙もどう動くのでしょうか。
日経新聞によると、公共事業前倒しペースが過去最高となるようであり、国民には定額給付金、企業には、雇用助成金、メーカーにはエコによる補助金など、民主党にばらまきを批判している自公政権が、実はばらまきをしていたということなのでしょうか。
これだけのばらまきをすれば、経済が良くなると考えるのですが、実体は、経済、雇用がさらに悪くなるという悪循環をうむのかもしれません。たしかに一部は、よくなるのかもしれませんが。
陰謀なるものは、CIAなる秘密情報組織だけでなく、だれでも事を起こそうとするときは考える策略であり、狙われたターゲットは、何故この時期におきたのか、背後にどのような勢力がいるのか、何を目的にしているのかと不安になり、陰謀がなくてもターゲットが狼狽することが本来は狙いなのかもしえません。
陰謀というと印象が悪く、シナリオを考えるということが重要なのかもしれません。将棋の差し合いなども次のシナリオを考え進行していくように、流れに沿ってシナリオを組み立てていくということが大切な気がします。
裁判をするにしても、訴訟する方はある程度時期を選べるわけですから、シナリオをつくって裁判日を決め、それを基点に何か物事が動くようにすることが大切な気がします。
弱い立場の人間が、強い組織に立ち向かおうとしても弁護士は、すでに資金の面からある程度勝ちをあきらめていることから、どうやって原告を説得するかということが重要となり、強い組織は、情報力、弁護士の力量からいっても原告よりは有利であり、かつ、公正に思える裁判官にしても果たして正義の原告側に立つかどうか不明です。
元外務省の佐藤被告にしても海外のインテリジェンスとのつながりが強いのであれば、頼まなくてもどこからか救援の手がでてくるかもしれず、植草氏にしても事件が真実でなければ、真相を知るかもしれない組織、或いは人物が、どこからともなく現れてきます。捨てる神あれば拾う神あれではないですが、世の中の変化あり、それを促進することが真実をうかびださせるかもしれません。
自公政権が、今までこのようなばらまきをしてきたということは、株価に大きな影響を与えるかもしれません。今日の東京市場は、140円程下落していますが、NY市場にしても著名アナリストのアナウンスだけで下落したのであり、選挙までは、かなり上昇していくのかもしれません。
民主党政権になったとしても自公政権が続いたとしても、日本政府の台所は、火の車となるのが実態なのかもしれません。しかし、そこで就労する労働者とそれに守られている労働者のみが待遇を維持され、それ以外の労働者、有権者は、置き去りというより捨てられるということになるのかもしれません。
このような状況をみていると、次の政権は、いかに多くの有権者が監視しやすい政権にした方がいいのではないかとも感じられます。
偽装請負、非正社員労働で来月より裁判が行われます。
■いすゞ自動車(栃木・藤沢)偽装請負事件裁判(東京地裁
日時 10月5日 11時〜
場所 東京地裁 103号法廷
■エネゲート職種偽装事件裁判(大阪地裁)
・日時 11月9日 10時〜17時(証人尋問)
・場所 大阪地裁 809号法廷
■キヤノン宇都宮偽装請負事件裁判(東京地裁)
日時 10月14日 11時30分〜
場所 東京地裁 606号法廷
■パナソニック電工職種偽装事件裁判(福島地裁郡山支部)
日時 9月4日 11時〜
場所 福島地裁郡山支部
■NTT偽装請負事件裁判(京都地裁)
日時 7月23日 13時15分〜17時まで(証人尋問)
場所 京都地裁
日時 9月17日 13時15分〜17時まで(証人尋問)
場所 京都地裁
■日産自動車違法派遣事件裁判(横浜地裁)
日時 10月6日 10時30分〜
場所 横浜地裁 101号法廷
■ヤンマー違法派遣事件裁判(大阪地裁)
日時 8月10日 9時50分〜
場所 大阪地裁 809号法廷
■積水ハウス職種偽装事件裁判(大阪地裁)
日時 8月31日 13時10分〜
場所 大阪地裁 809号法廷
■三菱ふそう違法派遣事件裁判(東京地裁)
日時 9月17日 10時〜
場所 東京地裁 606号法廷
■三菱重工業偽装請負事件裁判(神戸地裁姫路支部)
日時 9月10日 16時〜
場所 神戸地裁姫路支部
■日本郵便輸送異邦派遣事件裁判(東京地裁)
日時 9月10日 10時30分〜
場所 東京地裁606号法廷
■パナソニック若狭偽装請負事件裁判(福井地裁)
日時 9月14日 11時〜
場所 福井地裁
■ホンダ栃木製作所期間工切り事件裁判(東京地裁)
日時 9月25日 13時10分〜
場所 東京地裁 619号法廷