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米政府、国内における大恐慌の「完全な再演」を回避=クルーグマン氏(ロイター)
2009年 08月 10日 22:30 JST
[10日 ロイター]
ノーベル経済学賞受賞のポール・クルーグマン氏は10日付のニューヨーク・タイムズ紙に寄稿し、米政府は米国を大恐慌の「完全な再演」から救ったと述べた。
クルーグマン氏は意見欄で「今回の危機における政府の役割で最も重要な要素はおそらく政府が何をしたのかではなく、何をしなかったかにある。民間セクターと違い、政府は歳入が減少するなかでも支出を減らさなかった」と指摘。
「税収減にもかかわらず、(政府は)社会保障費やメディケア(高齢者医療保険)による医療費の支払いに加え連邦職員、判事からパークレンジャー、兵士に対して給与を支払っている」と続けた。
現在よりも連邦支出の国内総生産(GDP)に占める割合が大幅に小さかった1930年代と比べ、今回政府が支出を維持したことが経済を支援したとの見解を示した。
「通常は悪材料とされる財政赤字も、実際のところ現時点では効果を生んでいる」とした。
また、この政府支出による「自動的な」経済安定効果のほか、政府の金融セクター救済やオバマ大統領による景気刺激が恐慌回避に奏功したと述べた。
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-10476320090810