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中国政府高官、緩和的金融政策と積極的財政政策の堅持を表明(ロイター)
2009年 08月 7日 22:24 JST
[北京 7日 ロイター]
中国人民銀行の蘇寧副総裁、国家発展改革委員会の朱副主任、丁学東財政次官は7日、共同記者会見し、中国政府が経済成長支援のため導入した緩和的な金融政策を巻き戻し始めているのではないかといった市場の憶測の沈静化に努めた。
上海株式市場では今週、中国当局が流動性吸収策を取るのではないかとの懸念から、上海総合株価指数が1週間で4.4%下落した。
しかし、国家発展改革委の朱副主任は会見で、中国の景気回復の足取りがまだしっかりしていないため、政府の政策は変更されていないと強調。「われわれは政策の継続性や安定性を維持する。マクロ経済政策の方向性に変更はない」と語った。
また、政府がいま政策を変更すれば、間違いなく景気拡大のモメンタムが反転し、道半ばで失速することにつながるため、「安定的で速い経済成長を優先課題とし、景気刺激的な財政政策や緩和的な金融政策を断固として遂行していく」方針を示した。
蘇寧人民銀行副総裁も中国は緩和的金融スタンスから外れていないと明言。「実際、人民銀行は市場の状況に応じて毎月、毎週、毎日微調整を行っている。これはわれわれが常に実施している微調整で、下期になって始めたことではない」と説明した。
副総裁はさらに、「われわれが『微調整』と言う時、それは金融政策ではなく、金融政策のオペレーションのことだ。われわれは金融政策の焦点や強さ、リズムを微調整していく。私が強調したいのはその点だ」と述べた。
銀行融資について副総裁は、資金手当てが必要な政府支援投資プロジェクトの数が減るため、融資のペースが年内は鈍化すると予想。「しかし、そのことが適度に緩やかな金融政策に影響を与えることはない。われわれは信用やマネーの伸びが景気を刺激し、支える役割を維持する方針だ」と語った。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-10448220090807