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米GMAC、政府保証活用して資金調達コスト低減−債券価格上昇 8月3日
(ブルームバーグ):
大き過ぎてつぶせない金融機関と分類された経営不振の米金融サービス会社GMACは、政府の保証を利用して資金調達コストを低減し、黒字経営の同業他社に攻勢をかけている。GMACの債券価格は3月以降80%上昇した。
GMACによる6月の政府保証付き債券35億ドル(約3340億円)の起債では、利回りは2.2%と、同社の1−3月(第1四半期)の平均借り入れコストを65%下回る水準だった。傘下の銀行、アリーは1年物譲渡性預金(CD)の金利を過去1年で半分に引き下げ2%とした。
GMACは4日に4−6月(第2四半期)決算を発表する予定で、過去7四半期のうち6回は赤字決算だった。1年8カ月にわたる自動車販売の減少や信用損失の増加を受けて民間投資を確保しにくくなり、同社は米政府から135億ドルの支援を受けている。
格付け会社フィッチ・レーティングスのアナリスト、クリストファー・ウルフ氏は、「引けるレバーは、総コストの低減と資本調達コストの改善だけだ」と述べ、「それは極めて重要であり、長期的に大きな支えになることは明らかだ」と指摘した。
親会社だった自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)がアジア勢に市場シェアを奪われたことを踏まえて3大格付け会社がGMAC債をジャンク(投機的)級に格下げした2005年以降、GMACの世界資本市場での調達コストは平均で5%を超えている。当局への届け出によれば、08年10−12月(第4四半期)に6.53%でピークを打った後、1−3月期末には6.21%に低下した。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003009&sid=aHDMGbT1sxe4&refer=jp_top_world_news