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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/2009072501000316.htm
財政赤字削減の予算可決 米加州議会、危機回避へ
24日、米カリフォルニア州議会が予算法案を可決したことを受け、記者会見に向かうシュワルツェネッガー知事(中央)(AP=共同)
【ロサンゼルス共同】米カリフォルニア州議会は24日、約260億ドル(約2兆4千億円)に上る財政赤字の削減策を盛り込んだ州予算法案を可決した。
シュワルツェネッガー知事が週明けにも署名して成立、借用書を発行する事態となった州の財政危機はひとまず回避される。
しかし、教育・福祉関連を中心に約160億ドルの歳出が削減され、公務員の一時帰休が続くなど行政サービスの質低下を懸念する声が上がっている。
知事は「州は財政破綻から守られる」と予算可決を評価した。
可決された予算法案は約30本の関連法案で構成されている。上院はすべて可決したが、下院は州内の自治体からの借り入れを認める法案の一部と、海上での新たな石油掘削事業を認める法案を否決した。
州側は両法案成立により、11億ドル分の歳入増を見込んでいたが、否決されたことから一層の歳出削減で穴埋めするとみられる。
2009年07月25日土曜日
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(コメント)
直前までカリフォルニア州が財政破綻すると主張していた方々はどのように説明するんでしょうか・・・・・
本当に破綻するのなら、市場の動きは全く異なったものになります。
今後も米国各州の財政問題はくすぶり続けますが、その度に空売りなどして、ヤケドを負わないようにお気をつけられる事を申し上げます。
元外交官氏の某氏のブログは私の見るところ、欧州系の情報が多く欧州はサブ・プライム問題でボコボコにされ、ユーロの勢いは大幅にそがれています。
従って「米国憎し」的なドライブがかかった報道も見られ、それを意識していないと「ヤラレ」る事になります。
某氏の情報は価値の高いものが多いのですが、欧州の報道についても「バイアス」がかかっており、それに乗せられて失敗した例もある事は、留意する必要があるでしょう。
景気は欧州よりも先に米国が回復します。
これは間違いありません。
したがってユーロと米ドルの関係では、米ドルの方が高くなります。
また、景気指標が好転すれば長期金利が上がりやすくなりますが、米ドルの為替相場の対外レート上昇は、輸入財の価格低下圧力となります。
つまり、インフレ圧力を弱める事になります。
長期金利の上昇と米国景気の欧州に先行する景気回復は米国債の消化不良に対する特効薬として作用するはずですが、米国債の消化がうまく行かない状況が長期に渡って続くようになると再度危機への転落もあるかもしれません。
可能性としては20%から30%くらいでしょうか。