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(回答先: ルービニ米NY大教授:世界経済、景気後退の「二番底」に陥るリスク 投稿者 gikou89 日時 2009 年 7 月 24 日 15:07:18)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djCYF4691.html
ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)23日の米国債市場では、経済指標や企業決算の回復が株価の力強い上昇につながる一方で、来週行われる過去最大規模の米国債入札も市場を圧迫し、米国債価格は2日連続で下落した。
米連邦準備制度理事会(FRB)は償還年限が17年〜30年の米国債を30億ドル買い入れたが、売り圧力のほうが大きく影響した。ダウ工業株30種平均は、前日比188ドル03セント高の9,069ドル29セントで引け、1月以降初めて9,000ドルを突破した。
「米国債市場は崩壊している。投資の中心は株式市場にあるようだ。株価は再び上昇しており、運用成績が低下した現金が米国債市場から株式市場へと押しやられている」とキャンター・フィッツジェラルドの金利ヘッド、ブライアン・エドモンズ氏は語った。
全米不動産協会(NAR)が発表した6月の中古住宅販売件数は、前月比3.6%増加し、エコノミストの予想を上回り、景気回復に対する市場心理が改善したことから、リスク志向が高まった。ダラス連銀のフィッシャー総裁は23日、「複数の重要な分野について、景気が安定化もしくは、回復さえしていることを示す明確な兆し」が見られると述べた。
来週に極めて多額の2,050億ドル相当の米国債発行を控える中、投資家が割安志向となり価格を押し下げた。発行対象は、固定利付債1,090億ドル、20年物価連動国債(TIPS)60億ドルのリオープン入札、3カ月物、6カ月物、52週物の財務省短期証券(TB)900億ドル。社債の発行も、投資家の資金を吸収し、米国債への資金流入を奪った。
1,090億ドルの固定利付債の入札規模は、6月に実施された2年債・5年債・7年債の入札額1,040億ドルや、5月に実施された入札額1,010億ドルをさらに大きく上回るものとなっている。
米国債市場の半分以上を示す海外投資家の需要は、今のところ安定的に推移し続けているため、米国政府が急増する財政赤字のファイナンスや、景気刺激策や銀行の救済措置の資金調達について、資本市場を利用することに問題は生じていない。
「これまで新規債発行分に対してみられた安定的な需要について、今後の入札規模拡大に追いつくことができないのではないか、と懸念されている。需要がこうした毎月の拡大分に追いつかなければ、入札内容が悪化する恐れがある」とキーフ・ブリュイエット・アンド・ウッズの米国債・エージェンシー取引ヘッド、ジェームズ・ニューマン氏は述べた。
価格 前日比 利回り
2年債 100 06/32 - 5/32 1.023%
5年債 100 12/32 -21/32 2.545%
10年債 95 17/32 -30/32 3.669%
30年債 95 03/32 -1 19/32 4.552%
(米東部時間23日午後5時)