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百貨店売上高:落ち込み最悪 今年上半期11%減、大都市圏苦戦【毎日JP】
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090722ddm008020125000c.html
◇抜け出せない「高コスト体質」
日本百貨店協会が21日発表した09年上半期(1〜6月)の全国百貨店売上高は、前年同期比11.0%減と過去最悪の落ち込みになった。
消費低迷に苦しむ小売業界の中でも、高価格帯の衣料品や海外ブランドへの依存度が高い百貨店の苦境を浮き彫りにした。【秋本裕子】
これまでで減少幅が最大だったのは、バブル崩壊後の消費不況の影響を受けた93年上半期の6・8%減。
今年上半期の売上高総額は3兆2133億円で、91年のピーク以来縮小している市場規模が初めて7兆円を割り込みそうだ。
地域別では、トヨタ自動車関連など法人需要の落ち込みが大きい名古屋地区が12・1%減、海外ブランドなど高額品の割合が高い東京地区が11・9%減、大阪地区が11・6%減など大都市圏の苦戦が目立った。
6月単月の売上高が前年同月比8・8%減と、5カ月ぶりに1ケタ台の減少にとどまり、同協会は「改善の兆し」と説明する。
夏物セール前倒しもあり来店客数には下げ止まりの兆しもあるが、客単価の落ち込みはそれ以上で、全体的な消費抑制に歯止めがかかったとは言えない。
百貨店各社は10月、業界横断で初の共同販売促進活動を行うほか、コピー用紙など備品の共同調達にも乗り出す。
激しい顧客争奪戦を繰り広げてきたライバル同士が手を組む異例の試みだが、業界を取り巻く環境の厳しさを物語っている。
ユニクロなど「低価格・高品質」の専門店に客足を奪われ、特有の高コスト体質から抜け出す手立ても見えない。
◇コンビニ黄信号、先月マイナスに
一方、日本フランチャイズチェーン協会が21日発表した6月の全国主要コンビニの売上高は既存店ベースで前年同月比2・3%減の6059億円と、14カ月ぶりにマイナスに転じた。
来店客数は2・6%増と15カ月連続で増えたが、客単価が4・8%減少した。
たばこ自販機用成人識別カード「タスポ」の導入で、カードを持たない喫煙者が来店する「タスポ効果」がなくなる7月以降はマイナス幅が拡大するのが確実で、小売業界では「勝ち組」とされてきたコンビニにも黄信号がともっている。