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(回答先: 米モーニングスター:金融緩和で膨らんだ投資マネーが向かう先とは? 投稿者 gikou89 日時 2009 年 7 月 17 日 02:03:10)
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003011&sid=abWDeP_D2ayc&refer=jp_asia
7月15日(ブルームバーグ):中国人民銀行(中央銀行)は15日、同国の外貨準備高が初めて2兆ドルを上回ったと発表した。海外の投資家が中国経済回復への自信を深めていることが背景だ。
発表によると、今年4−6月(第2四半期)の外貨準備高は2兆1320億ドルとなり、前期比で1780億ドル増えた。同増加額は過去最高で、1−3月(第1四半期)の77億ドルを大幅に上回った。ブルームバーグが集計したデータによれば、中国の外貨準備高は世界2位の日本の倍以上となり、世界全体の約3割を占めた格好だ。
中国の外貨準備高は貿易黒字を背景に過去2年半で倍増した。輸出はここ最近低迷しているものの、記録的な銀行融資と投資急増を受けて、上海総合指数は年初来で74%上昇。世界銀行や仏銀BNPパリバ、英スタンダード・チャータード銀行は中国の成長率見通しを引き上げている。
ムーディーズ・エコノミー・ドット・コムのエコノミスト、シャーマン・チャン氏(シドニー在勤)は「中国はすべての主要国の中で最も強い期待を抱かせる国だ。投機資金の還流は驚きではない」と述べ、「中国は確実に景気の下降局面から回復した。景気の足元はしっかりしている」と指摘する。
米国が景気刺激策を賄うため国債発行を過去最大に膨らませる中、外貨準備高の増加は、保有する7635億ドルの米国債の価値低下を懸念する中国の状況を一層際立たせる格好となっている。人民銀の周小川総裁は先に、超国家的な準備通貨の創設検討を訴えたが、先月になって外貨準備政策を唐突に変更することはないと表明した。
シティグループのエコノミスト、ケン・ペン氏(北京在勤)は「外貨準備高の規模を考えると、中国が引き続き米国債に投資するのは必至だ」と指摘し、「運用先の多様化はゆっくりとしたペースで進み、代替投資先として商品が好まれるだろう」と述べた。
人民銀はこのほか、6月のマネーサプライ(通貨供給量)統計で、最も広範な指標であるM2が前年同月比28.5%増と、過去最高の伸び率を記録したと発表。5月は同25.7%増だった。また6月末の人民元建て融資残高は同34.4%増の37兆7400億元、6月の新規融資額は1兆5300億元だったことも明らかにした。